ベネッセの作文は、とてもやさしいところから始まります。
ここまでやさしいところから始める作文のテキストは、あまりありません。
かつ、読解部分の解説も丁寧です。作文に関して、ベネッセを上回る市販のテキストはない、というのが私の感想です。
↑これはわりとやさしいレベルから始まっていますが、問題量が少ないです。
ベネッセ公立中高一貫校講座のほうが、だんぜん問題量が多いです。
5年生4月号は、このような問題です。↓
千葉県立千葉中学校の過去問より。
H市の「子ども議会」に関する新聞記事
10月1日、H市に「子どものしあわせ課」が誕生した。きっかけは、市内の小中学生約40人が議員を務める「子ども議会」での提案だった。公募や推薦で集まった子ども議員は5月から4か月かけて、大学生のサポートを受けながら市の課題を検討した。あるグループがまず提案したのは、市役所に「いじめ対策課」をつくること。
小学6年生のNさんは「いじめで苦しんでいる子どもを助けるため、大人が子ども目線で相談に応じてくれる場所が必要だと思った」と話す。しかし、話し合いを進めるうち、「いじめられ、こっそり相談をしたいのに、そんな名前の課に行くだろうか」と、子どもならではの疑問も出され、「子どものしあわせ課」に決まった。
8月31日に開かれた「子ども議会」で提案。K市長は「こども政策課を子どものしあわせ課にする」と答弁した。中学1年生のTさんは「提案が実現し驚いたし、うれしかった。子どもも市民の一人。今後も発言できる権利を大切ににし、自分たちの市をよくしたい」と話す。(後略)
問題
あなたの住むまちでも、H市のように「子ども議会」の議員募集が行われることになり、あなたも作文を書いて応募することにしました。作文のテーマは、「わたしが望む10年後のまちの姿」です。あなたが日頃から生活の中で感じていることや体験をもとに、あなた自身が考える「10年後のまちの姿」と、そのように考えた具体的な理由を書きなさい。また、それを実現させるための提案も書きなさい。
課題文は読みやすい新聞記事です。
新聞記事の内容を理解しているか、選択問題で確認します↓。
作文例です↓。
見本の作文と、「こんな経験はないかな?」というヒントが盛り込まれているので、「これなら書けそう」という気持ちになります。
「買い物しているお年寄りが休めるように、ベンチを置いたらどうかな。」
「私は、お年寄りがゆっくりできるし設があればいいと思うな。」
6年生講座の後半になると、課題文も作文も難しくなります。
読解の記述問題も難しいです。
読解力が足りていないと思ったときには、一旦ベネッセの講座をストップし、市販の問題集で読解力を補強することをお勧めします。
↑いきなりこういうレベルの作文課題は、初心者にとってとっつきにくいです。
↑早稲田進学会編集の問題集。作文例が好きではありません。リクエストがあれば、好きではない理由の記事を書きます。
↑読解問題が難しくて挫折しました。
↑両国附属中の作文見本が好きではありません。リクエストがあれば、好きではない理由の記事を書きます。
↑人気の読解問題集。読解については、私立中入試向きの問題集が豊富にあります。
↑人気の読解問題集らしい。やっていません。
↑人気の読解問題集らしい。やっていません。
↑人気の読解問題集らしい。やっていません。
↑人気の読解問題集らしい。やっていません。
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