帰りの車に乗ってすぐに聞いてみましたよ。
「2泊3日の入院はどうだった?」
「地獄だった。」
・・・あ やっぱり地獄だったんだ。
実は 今までの入院生活がトラウマになってて 今回の入院がどうしても嫌だと言う息子に私は
「確かにあの時の入院が辛かったのはわかる!
でも でもね あの時は体も全く動かなかったし しゃべることも出来なかったわけじゃない? でも今回は体はともかくしゃべることはできるんだから 何かあっても看護師さんに言葉で伝えられるんだよ。」
そう言って 息子を励ましていたし 実際 私も今回の入院で息子が入院もそんなに嫌なものじゃない、私以外の人の手を借りてもやっていける
と思ってくれるといいな・・・と思っていたりしたわけです。
そしたら まさかの『地獄だった』!
「ずっと尿道に管が入ってて 痛いし 身動きできなくて筋肉痛になるし 膀胱は痛いし・・・。」
「あ、でも あの若い看護師さんは 優しそうだったじゃない?」
「あの看護師! ナースコールしても『ちょっと待っててね~。』って言って そのまま忘れるし。
それも何度もだよ! 俺は泣きそうになったよ。それにあの看護師 俺を手術室に運ぶ時 もう一人の看護師に彼氏の浮気疑惑をず~っとしゃべってて 俺がいるのにだよ? 俺はただの物か!?って思ったよ。」
「そ、そうだったんだぁ 」
「でも 地獄だった原因の半分ぐらいは お母さんが金庫のキーを持って帰っちゃったことだからね!」
えっ!え~~~~!?
つづく