その日 病院は混んでいてレントゲンも結構 待たされて やっと呼ばれてレントゲン室に入ると やっぱり技師さんは若くて細っこいお姉さん。
で、私が一人でトランスしますと言うと
「何かお手伝いしますか? 私はどうしましょうか?どうしたらいいですか?」とお姉さんが横でワタワタし始めたので とりあえず尿バッグを持ってもらって立っててもらいましたが・・・。
私が一人で必死にトランスしてるように見えてのか それともトランスは技師さんがやるようにと病院から言われているのか お姉さんがやたらと息子の腕を持とうとしたり 背中を支えようとしたりするわけですよ。
その都度「大丈夫です。」「持たないでください。」「支えなくて大丈夫ですから。」と断らなきゃならない。
というのも 私が一人で必死になっていると見えるかもしれないけれど この作業は私と息子が息を合わせて 力を合わせてやっているので 他の人が手伝ってくれようとすると 返って邪魔になるわけです。
そんなこんなで との都度やんわりお断りしていたら お姉さんがおとなしくなったので 無事にトランス終了して 息子は金属性の台の上に。
でも 台の端っこに寝てしまったので 台の中央まで移動させなきゃならない。
そこで これは簡単な作業だから何か手伝いたがっていたお姉さんに手伝ってもらおう♪
・・・そう思ったのが運の尽き。
「じゃあ 私がこちらから押しますから そっちに引っ張ってください。」
「はい。」
「じゃ イチ! 二ノ! サン!!」
ビリリリーーー!
オムツの破れるいや~な音がレントゲン室に響き 慌てて見てみると オムツが盛大に破れておりましたよ。
「え~~~~~~!!!」と大きな声の私。
「スミマセン。」と小さい声のお姉さん。
つづく