昨日の緩和ケアの先生との面談の時に先生が言った話で思い出したことがあったので付け加えておきます。
我々は患者さんが辛くなることはしません。
例えば むくみが出てきたら点滴もやめます。
むくむということは体が水分を受け付けなくなって 点滴で入れた水分の行き場所がなくなって手足に溜まるようになることです。
それはご本人にとって とても辛い状態ですので そうなったら点滴もやめます。
そういえば、私が抗がん剤のことを持ち出した時も 抗がん剤は辛い治療だからしません というようなことも言われたことも思い出しました。
上手く伝えられなくてすみません。
とにかく、この面談でわかったことは患者本人の体を楽にして心穏やかに過ごさせる ということを徹底的にしてくれるところだ ということでした。
私は父が急性期病院のベッドの上で辛そうに
「あー、死ぬのも楽じゃねーや。」
とつぶやくのを聞いてしまっていたので、このホスピスに入れて穏やかに逝かせてあげたい と心底思いました。
つづく