昨日は義母の命日でした。
あの日から10年経ったんだなぁ。
あれから、いろんなことがあって、10年前の私と10年後の今の私では信じられないくらい変わってしまった。
自分の人生がこんなにも変わるとは思ってもいなかった。
義母が突然死してから1年半で実父が癌で亡くなり、それから3ヶ月もしないうちに実母が圧迫骨折で動けなくなり入院。
(人生、何があるかわからないって言うけど、あり過ぎでしょ!?)
(こんな立て続けってあり得ないでしょ!?)
(いやいや、まだ、妻を突然亡くして意気消沈のヨレヨレ義父がこの先、どうなるかわからないぞ!)
母が入院した時点で、これから我が家はどうなるのだろう、私の周りでこれから先、何が起こるのだろう・・・と、いつも頭の中でシュミレーションをしていた。
このまま母が動けなくなったら・・・義父が重い病気にかかったら・・・どちらかが認知症になったら、いやいや、夫に何かあったら・・・もしかしたら、私かも・・・。
これから起きることに冷静に対処できるようにあらゆる状況を無意識のうちに脳内で想定していた。
でもね、現実に次に起こったことは私の想定をはるかに超えるものだった。
まさか、まさか、息子が病に倒れるなんて!
生死の境を彷徨うことになるなんて!
体が動かなくなるなんて!
障がい者になるなんて!
こんなのこれっぽっちも想定してなかったよ!
だって、二十歳の若くって、筋肉ムキムキしてて、お肌だってピッチピチの若い男の子が一晩で呼吸も自分で出来なくなるなんて思いもしないでしょ?
いや、でも、万が一の想定としては事故っていうキーワードがあった。
若い男の子が一晩でこんな状態になるっていうのは事故でしょ?
でも、それも私のシュミレーションの中ではほんのひとかけらの小さなものでしかなかった。
それより、やっぱり歳の順での心配が中心だったからね。
本当に人生は何が起こるかわからない。
これから10年後はこのままの状態でいられるといいなと思う。
でも、年寄り2人もいるから10年、このままっていうのは無理だね。
ほらね! やっぱり年の順で考えちゃう
ただ、やっぱり「年の順」だったらいろいろあっても辛くても受け入れられると思うの。
今、10年前の私より私の脳内シュミレーションはバリエーション豊富になった。
でも、私に起こる現実はまたまた私の想定を超えて考えもしなかったことが起こるんじゃないかと思ってしまう私なのです。
前向きにポジティブに考えたいけど、この10年の出来事は私を叩きのめすのに十分だったもんで、ついつい想定のバリエーションを増やしてしまうのですわ。
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