2015年 平成27年 1月6日 火曜日 合ってる?
毎年の年末年始は29日から正月2日まで毎日、実母をホームまで、朝、迎えに行って、夜、送って行くということをしていて、朝から夜まで母の相手をして、お正月が終わるとぐ~~~~ったり疲れていた。
しかし、今回、母は昨年の12月半ばから風邪をひいて、なかなか治りきらなかったので、この年末年始の我が家での滞在は元旦の午後から夜までということになった。
今年は元旦半日だけということで私も気楽に迎えに行ったら、我が家に着いた途端、しゃべるしゃべる
毎回、会うたびにしゃべり続ける母のパワーに押され続けてるウチの家族ですが、今年の母は12月の風邪でじっと部屋に閉じこもっていた間にフル充電しちゃったらしく、いつにも増してすんごいパワーでしゃべり倒して行きました。
齢86・・・信じられないぐらいの元気さです。
まぁ、いいんですよ。
元気でいてくれることは私も大いに助かりますから。
しかしですね、話す内容に問題が。
基本、私は自分がこんな生活を余儀なくされているにもかかわらず、他人の幸せを妬むとかそういう気はないのです。
別にいい人ぶってるわけじゃないけど、みんな幸せな方が私も嬉しいんですよ。
お隣にお孫さんが生まれた時も「赤ちゃん、見せて!見せて!」とお祝いに行って、抱っこさせてもらって新生児の感触を楽しんできたしね
以前は母は自分が遊びに行く時は「あなたには悪いんだけど、今度バスツアーがあってね、誘われてるのよ・・・。」と遠慮がちに切り出して来てたのだけど、その度に「私に気を使わなくていいよ。どーぞ、楽しんでらっしゃいよ!」と送り出して来た。
だから、最近は遠慮なく「この間、○○に行ってきたのよ~。いいお天気でね~。」などと、写真を見せてくれる。
ただ、私の知らないお婆さんがたくさん写っている写真を何枚も見せられるのには辟易して、チクリと嫌味言ったりはするけどね。
元気だったら、どこにでも遊びに行ってくれて結構
でも、報告は手短に
そして、今回、夜の食事(お正月の宴会・・・とは言い難い)も終わり、夫も2階へ行き、義父と私と母の3人でお茶を飲んでいた時、母は義父と私を前にして、いかにホームで楽しんでいるかを延々と語ってくれた。
義父は「そりゃいーじゃないですか。羨ましいよ。」などと大人な対応をしてくれていたけど、私は半日の母の相手に疲れてきた
そして、母の話は最近始めた『絵』の話に。
いや、いーんですよ。
あそこのホームはいろんなサークルがあって、それぞれ、指導してくれる方が来てくれて本格的に習わせてくれるので、今まで描いたことのない絵も始められて良かったね、てな感じですが、それが・・・。
「今はね~、いつ描いてもいいでしょ~。夜だって、夜中だって描けるんですよ~。だから、楽しいのね。誰にも邪魔されず自由なのよ。自由な時間がたくさんあるっていいですよね~~~。ホント楽しいの。いつ描いたっていいんだから・・・。」と。
誰にも邪魔されない自由な時間なんて全くない私を前に嬉々としてリピートトークですわ。
私がどういう生活をしているかよ~~~~くわかっている人の発言じゃないですよねぇ。
もちろん、母に悪気はないんです。
昔からこういう人なんで私も相当、耐久力はついて来てるんで、今回もお正月ってこともあって、口をつぐんで黙って聞いてましたよ。
お正月じゃなかったら・・・
「いいわね~、自由な時間がたっくさんあって! 結構なことですねっ!」と、言い放ち、母を凹ませていたでしょうね。
でも、今回はお正月ですし、私も大人なので、母の話の途中でそっと席をはずし、母の荷物を2階から持ってきて、
「お母さん、そろそろ、送っていくね」
と、にこやかに有無を言わさずお開きに致しました。
これしか母の話を終わらせる手段は無かった
う~ん・・・母とは1年に1回くらい会う、っていうのがベストなんだけど、そうもいかない娘という立場。
私ももう少し大人にならんといかんのですが、母のこの悪気はないけど周りの空気を読まない発言には時々、いや頻繁にムキッとなってしまう私なのでした