一般病棟の看護師さんは私たちに先制パンチを繰り出してきた看護師Y山さんのような人ばかりではなく、ほとんどの看護師さんが優しい方で、皆さん、声の出せない息子の言葉を聞き取って、何とか息子が楽になるよう気を配ってくださった。
ただ、以前にも書いた通り、息子は全身が痺れてちょっと触れても痛がるので、何をするにも時間がかかり、優しい看護師さんたちも息子の扱いに困っているようだった。
何しろ、体を拭くのも痛いからイヤだ、お風呂も苦しいからイヤだ、熱が高い時に氷枕を脇の下や背中に当てるのもイヤだ・・・などなど。
看護師さんたちが何かをしてくれようとするたびにイヤがる息子。
それでも、段々と息子の体の扱いに慣れて来て、息子が痛がらない、痛くても我慢できる力加減をわかってきた看護師さんたちが出てきた。
何と!先制パンチのY山さんもその一人!
実はY山さんは本当は実力のある頼れるリーダー格の看護師さんだったのだ。
このY山さんとは後に一騒動ありました・・・それはもう少し後の話。
(先に書いておきますが、Y山さんとの関係は一騒動の後、非常に良好になります)