Nさんが持ってきてくれたパンフレットの施設はパンフレットを見る限り とても素敵な施設のようだった。
まぁ どこもパンフレットにはいいことしか書かないよね。
でも 私がここはいい施設なんじゃないかな・・・と思ったのはNさんが10年以上そこの施設に勤め続けていること。
私の中ではこれはかなりの高評価。
Nさんみたいな仕事のできる人が10年以上辞めない職場というのは きっと Nさん以外の職員さんも ちゃんと仕事のできる人たちなんだろうと思う。
もし 他の職員さんが仕事が出来ない もしくは仕事の手を抜く人が多かったらNさんばかりに仕事が集中して疲れて不満がたまって職場を離れてしまってるんじゃないか と思ったわけです。
ばったり逢った時も施設の話をしてくれた時もNさんは元気そうだったから この施設は第一候補だな。
そして 他にもいくつかの施設のパンフレットを取り寄せてみた。
ただ やっぱりどこもいいことが書いてあるので これは 直接見に行ってみないとわからない。
そのうち 行ってみようと思っていた。
そして 父のいろいろな手続きの終わりが見えてきた頃 私と夫はちょっと急ぎ目で旅行の計画を立てようとしていた。
ちょっと急ぎ目 というのは 今を逃すと 旅行にいけるチャンスがいつになるのかわからないと思ったから。
何しろ いつ動けなくなるかわからない歳の老人を2人も抱えてしまっているのだから 泊りがけのすぐに帰ってこれない距離への旅行は行ける時に行っておいた方がいい。
そして 私たちは 私が前から行きたかった飛騨高山に行くことにした。
飛騨高山 白川郷・・・・行きたかったの 私。
急遽立てた計画だったから ホテルはどこも満室で 民宿しか取れなかったけど 古民家を改築した民宿らしいから それはそれで楽しみだった。
飛騨高山 白川郷・・・これが私たちの最後の旅行になるとは・・・そして あんなことになるとは・・・。
つづく
