オーストラリアでは、金曜日から復活祭休暇に入り、待ちに待った4連休中だ
前回のブログで、不動産屋の社長から、住んでいるアパート売却予告を受けた話を書いた。
その後、このアパートの買取も考えて、不動産関係の職業の方々と色々と話したが、これらの方々に共通するのはへの執着、話をするだけで心はかなり擦り切れた。
今の市場価格では、この超シンプルなアパートでさえヘタすると1億円近くするらしい(わたしはとても気に入ってるけど、築約100年のかなり年季の入った味のある1DKアパートだ)。手に届かないと判断した。
それくらいシドニーの不動産市況はすごいことになっていて、正直、日本のバブル期の狂気に近いものを感じる。
こんなシドニーに暮らしていると、普段の生活で自分の無力さを感じることも多い。家族もなく自力で頑張っている移住組に共通する話だと思う。
その後、オーナーさんからも不動産屋からも、具体的な売却に向けた連絡はない。今月は仕事でも、新しく研究費が取れたり、新しいプロジェクトが始まったり、いい話もあるのだけれど、つまらないプロジェクトの締め切りで忙しく、かなーーりくたびれている
なんだか睡眠だけでは疲れが取れず・・・ハイキングにも旅行にも行く気力もなく。
とりあえず、この4連休は今ある環境を楽しんで、ゆっくり過ごそうと決めた。
この休暇中はお天気に恵まれている 日中気温は30℃近くまで上がるけれど、日の出時間もだいぶ遅くなり、朝夕かなり涼しくなって秋の気配が漂う。
昨日今日と海に入るも、水はずいぶんと冷たくなった。
こう涼しくなってくると、なんだか無性に温かいお風呂にゆっくりとつかりたくなった。
オーストラリアには、シャワーしかない家も多い。今住んでいる築100年近いアパートもそう。もともと浴槽があったのだが、その後、洗濯機が普及すると、洗濯機を置く場所をつくるために、浴槽が取り払われてしまったようだ。
そこで今日行ってきたのはある韓国式日帰り入浴施設。残念ながらわたしが知る限り日系の入浴施設はシドニーにはないようだ(もしあったら教えてください)。
前回、日本の実家でお風呂に入ったのが最後なので、お風呂にゆったりとつかるのは約1年ぶり。
韓国系の入浴施設はKorean Bathhouseという。韓国にも日本のような日帰り入浴施設があるようでこの手の施設があるようだ。コロナ後閉業してしまったが、シドニーCBDにもKorean Bathhouseがあり、偶然にも、以前の職場の隣にあったので、通っていたこともあった。
システムは日本の銭湯と似ている。今日行ったところもそんな感じだった。
わたしが行ったところは、どこも女性専用。こちらの水着着用の西洋式スパとは違い、日本同様に素っ裸でお風呂に入る。
日本の掃除が行き届いたアメニティがばっちりそろった銭湯や健康ランドに比べると、値段はかなり高め、日本人として物足りなさを感じるだろう。しかし浴槽のお湯はぬるくもなく熱すぎもなくちょうどいい感じで、そこそこ満足できる。
今日行った場所では、韓国式あかすりもやってもらった。
韓国風あかすりはたぶん20年ぶりくらいだから、20年分の垢を取ってもらった
久しぶりだったので、温かいお風呂はとてもリラックスできた。やっぱり温かいお風呂はいい。よく眠れそうだ
韓国風あかすりを予約すると(105ドル、約1万400円くらいか)、お風呂、スチームにも2時間ほど滞在できる。今のレートで日本円にすると確かにすごい高いことになってしまうのだが
オーストラリアにいるとそのへんの安いマッサージでも1時間80ドルとかしてしまうので、お風呂にも入れて・・・となると、希少価値もあってそこそこの値段なのかな。
写真は、数日前の朝日。最近は日の出の時間も7時頃に。
来週末に、夏時間から冬時間に変わり、夏も終わり。一気に一日が短くなる