今日もシドニーは晴れ 風は少しだけ強めだが、気温も心地よく。
今日はシドニー南部のボタニー湾に位置するKamay Botany Bay 国立公園のCape Bailey Tackを歩いてきた。
ボタニー湾のこの場所は、1770年4月にキャプテンクック一行が上陸した地点にほど近い。ここから英国のオーストラリア大陸支配が始まった。
さて、この海沿いを歩くハイキングトラック。Cape Baileyの灯台までの往復6キロを歩いたが、まるでおとぎ話の世界だった。大げさではなく。
今の時期、フラネルフラワー(Actinotus helianthi)という名称で親しまれる、オーストラリア固有種の白い花が一面に満開。
キラキラ光る海面に目を凝らすと、今の時期は南に移動するクジラたちの姿をあちこちで見かける。さすがにスマホカメラでクジラをとらえるのは難しい。
クジラは、ブリーチングといって、時々海面上に(時には回転しながら)躍り上がりながら移動していく。ブリーチングの理由は専門家にもよくわかっていないそう(他のクジラとのコミュニケーション、体の寄生虫を落とすため等の諸説)だが、沖を見るとブリーチングをしながら移動するクジラたちが見えた。
このコースはボードウォークとなっていて、とても歩きやすいコースだが、残念ながら車なしでは行くことがなかなか難しい。そのせいか人も非常に少ない。
けれども、信じられないことにここもシドニーの一部。
今まで歩いた場所の中でもダントツに素晴らしい夢のようなひとときでした。