今朝も雨の音で目が覚めた。
昨日の夜中に時計が1時間ほど遅くなって、今日から冬時間に切り替わった。
これで日本との時差は1時間となり、午後6時過ぎにはすっかり日が暮れた。
昨日も今日も冷たい雨が降り続いて、夏時間最後の週末を海で過ごすことはかなわなかったけど、こんな雨の日だからこその過ごし方もある。
今、シドニーではフランス映画祭が開かれていて、パリタクシー(原題:Une Bell Course)という映画を見てきた。
コメディ映画ながら、最後はほろりとさせられた。どうやら日本でも今週末から公開されるようだ。
映画も小説もそうだが、簡単に別世界に行った気分になれる。東京に住んでいたころは、空き時間があれば映画館に足を運んだけど、映画館に行くのは本当に久しぶりだった。
オーストラリアで映画は高い(大人料金で20ドル以上する)。自宅で映画も動画も気軽に見ることができるようになった今、コロナもあって、自分と同じく映画館から足が遠のく人も多いだろう。
けれど、やっぱり映画館で見る映画は特別いい。
こう涼しくなってくると、あったかいものが妙に恋しくなる。そこでスロークッカーを取り出して、母直伝のレシピでビーフシチューを作ってみる。
昨日、安価で仕入れた牛肉と適当な野菜(じゃがいも、にんじん、たまねぎ、カリフラワー)を切って、簡単に表面だけをざっと炒める。そして、そのままスープとハーブ類と一緒にスロークッカーに入れっぱなしにして、約5時間ほどじっくりと煮込んで出来上がった。
私は野菜をくたくたにするまで調理するほうが好きなので、見てくれは非常に悪く申し訳ないぐらいだが、肉がとても柔らかくなっていて美味だった。バジルとパルメザンをかけて。それとビーフシチューはパンじゃなくてやっぱりごはんと食べるのがいい