私の母は認知症で要介護5です。
1年ちょっと前から介護施設に入所していました。
その母が先月救急車で運ばれました。
不整脈で脈拍が200。血中酸素濃度も65%程度しかなく
肺炎になっていました。
そのまま入院です。
母が施設から救急車で運ばれたのはこれで3度目です。
他の2度とも不整脈で脈拍が200もあったのですが
薬を投与すると治まるので入院することなくそのまま施設に戻っていました。
でも3度目の今回は肺炎を併発していたので入院です。
今回の入院でドクターに言われたことは
血管が細くて薄いので点滴をすることも難しい。
今は不整脈も薬で落ち着いているけれどまたいつなってもおかしくない。
若ければカテーテルを入れて治療することは簡単だけど
なんといっても血管が薄いのでできない。
いわゆる老衰なので、このままできる治療は続けるけれど
いつ心臓が止まってしまうか分からない状態。
とのことでした。
それでもその後、母は回復し肺炎も不整脈も良くなったのですが
入院して3週間ほど経った頃、
一時血圧も下がり危機的な状態になって私たち家族も呼び出しがありました。
その時はついにこの時が来てしまったと思ったのですが
再び母は回復しました。
そしてこれ以上救急病院に入院することはできないので
転院することになりました。
いわゆる『老人病院』へ転院です。
救急病院を退院する前にドクターに言われたのは
やはりいつどうなってもおかしくない状態であることです。
老衰なので少しづついろいろな臓器が衰えてやがて最期を迎えるでしょうとのこと。
そして転院先のドクターから言われた内容も同じでした。
血管が細くて薄いので点滴ができない。
飲み込む力が弱いので食事をすると肺炎を起こしてしまうので食事もできない。
皮下輸液での対応になるとのこと。
いわゆる老衰で
今の状態は『終末期』。
数週間から一番長くもって2か月。
とのことでした。
救急病院のドクターからもいつどうなってもおかしくないとは
何度も言われていましたし、その覚悟もしていますが
転院先のドクターに『終末期』という言葉と
初めてあとどれくらいという余命宣告をされて
なんだかすごく胸に刺さりました。
もう長くないって分かっていても
覚悟をしていても(しているつもりなのかも)
母にもう会えなくなってしまうと思うと
今まで母と過ごして来た日々が浮かんできて
悲しくなります。
今は母に会えるだけ会いに行き
たくさん感謝の言葉を伝えたいと思います。