お墓参りをするために昨日は主人と娘と3人で実家に行ってきました。
3人で実家に行ったのはすごく久しぶりです。
(いつ行ったっけ・・・?思い出せません)
認知症が進んできている母ですが、3人で来たのですごく嬉しそうでした。
ですが、
娘を呼ぶ時に近所の人の名前で何度も呼んでいたので、ちょっと悲しかったですね。
母にとって一番大事だった初孫の名前を間違えてしまうようになるなんて。
でも母もそれが分かっていて、分かってはいるものの口からは違う名前が出てしまったという感じだったので、もしかしたらまだまだ大丈夫という感じでしょうか。
去年から母の認知症のことを時々ブログに書いていますが、
この一年で随分症状が進んできたなと感じています。
去年の今頃だったか、母が炊飯器が壊れたと言っていましたが、実際には壊れたわけではなく、母が炊飯器を使えなくなってしまっただけでした。
物の使い方が分からなくなり、
家事も一切しなくなり、お風呂にも入らなくなりました。
兄と二人だけで暮らしているので、兄の負担は相当なものだと思います。
今の母は、カップラーメンも作れず、
カップラーメンを作ろうとして中途半端にしたまま冷蔵庫に入れ、
また新たにカップラーメンを作ろうとして、また冷蔵庫に入れています。
(ちなみにお湯は電気ポットのお湯なので火を使うことはありません。)
お菓子もあれこれ全部封を開けて一口だけ食べてそのまま放置するので
結局湿気てしまったりで食べられなくなることが多くて、
兄曰く、「家は食品ロスが多すぎる」だそうです
先月、雪の降るような寒い日に、
病院の予約日ではないのに病院まで一人で歩いて行ってしまい、
夜、誰もいない真っ暗な病院の前で一人で座っていたことがあったそうです。
兄は母が徘徊するようになったと思ったようでした。
そんなことがあった数日後、
夕方、仕事先から何度電話しても母が電話に出ないので、もしかしたら徘徊しているかもしれないと、夜勤で仕事に出ている兄から電話がありました。
私もそれから何度も何度もしつこいくらいに電話したのですが、夜7時近くになっても母は電話に出ません。
それまではもしかしたら近所の人と話し込んでいるだけなのかもしれないと思ったのですが(以前そういうことがあったので)
さすがに夜になっても電話に出ないのはおかしいです。
すごく心配になりそれから慌てて実家に向かいました。
本当ならすぐにでも実家に向かえばいいのですが、私もこちらの家の都合があってすぐには出られませんでした。
実家に着いてすぐに家にTVが着いているのが確認できましたが、
母の姿は見えません。
「お母さん!いる?」と大きな声で部屋に入ると
「・・・・は~い。」と寝ぼけた声で返事が。
なんと、母はベッドで熟睡していただけだったのでしたwwwww
あ~んなに電話しても聞こえないほど熟睡していたのね。
こんな笑い話?も、もしかしたらそのうち本当に徘徊するようになって笑えなくなるかもしれません。
ちなみに、以前徘徊のように病院の前に一人で座っていたことは母は当時覚えていて、
兄と喧嘩をしたせいだったようです。
「今日は病院の日だ」「いや違う」とかそんな喧嘩で、いつもは兄が車で送迎してくれるのですが歩いて行ける距離ではあるので歩いて行ってしまったようです。
(今は聞いてももちろんそんなことがあったことは覚えていません)
「できないこと」「話が通じないこと」が増えていますが、
それでも母はしっかり歩けますし、笑顔も多く明るい母で、
まだ私たちの存在もきちんと分かっています。
それに今まで通り、私たちが帰る時には外まで出てきて見送ってくれます。
そんな「母ができること」と「母の人格」に目を向けて、兄と協力しながら
少しでも長く母が普通に生活できたらいいなと思っています。
桜の開花宣言もありました。
今年も母とお花見に行こうと思っています。