先月、母が米寿を迎えました。
米寿のお祝いにと、母の誕生日の前後で
母と兄と3人で、8年ぶりに旅行に行く計画を立てていました。
今は解除されましたが先月は緊急事態宣言の延長もあって、
結局、旅行も延期、延期・・・になり、ほぼ中止に。
母の誕生日当日は私は仕事があり、母に会えないので、
お祝いにお花を贈ることにしました。
兄はというと、
米寿のお祝いに対して特別な思いを持っていたようで、
母は自分の実家の人達から祝ってもらうことが一番喜ぶからと
伯母や従姉妹に連絡をして米寿を祝って欲しい旨を伝え
当日電話をもらえるように頼んだそうです。
すると従姉妹たちは快く引き受けてくれ、
伯母や従姉妹から当日素敵なお花が届き、
電話ももらって、母はとてもとても喜んだようです。

この中のお花の1つは私が贈ったものです。
この画像の他にもお花が届いたのですが、
その中の2つは兄が贈ったものでした

兄は当日は(私と違ってw)わざわざ会社を休み、
母と誕生日の一日を過ごし、
お花を2つも贈り、ケーキも買い、
夕食はお店を予約して、お祝いしたようです。
普段は母に対してひどいことを言ったり怒ったりしているのに、
米寿の母のことを一生懸命に考えて、
心を尽くしてお祝いした兄。
そんな兄に「すごいね。ありがとね。」と言うと、
「自分は子供の頃から好き勝手して生きてきた。
それができたのは親のおかげだと思っている。
だからせめて米寿くらいはしっかりお祝いしてあげたかった。」と。
その言葉に感動しました。
それに対してお花を贈って電話しただけの私。

それに好き勝手して生きてきたのはむしろ私の方です。
私ももちろん母に対して感謝もしているし、
母のことは大好きですが、
兄がここまで母のことを大事に思っているとは知りませんでした。
でも、なんと言っても認知症の母。
お花がいっぱいのお祝いに、
「やっぱり娘はいいわ~
キレイなお花
ありがとね~」


・・・・・・・

いやいや、そこにたくさんお花が届いたのも、
美味しいものが食べられたのも、
親戚から電話があったのも、
全部、全部、お兄ちゃんのおかげだから

兄の気持ちは全然届いていなくて、
やっぱり、娘が大好きな母でした・・・・。
ごめんね。お兄ちゃん・・・・。
