そう、もう何年か前に、初めて会ったんですよね。
その後は1年に1度くらいは会うようになりましたね。
私が初めてあなたに会ったのは、我が家の台所でした。
台所のシンクの間の1ミリもあるかないかの隙間に入っていったあなた。
初めてあなたを見た時は、あなたの存在自体が信じられませんでした。
ハッキリ言って、気持ち悪かったです。
でも、そんなあなたのことを娘は「かわいい」って言ったんですよ。
か・わ・い・い・・・!?
信じられない言葉でしたね。
昨年もあなたに会いましたね。
昨年は、確か玄関の下駄箱の上にあなたはいましたね。
あ、そうそう、居間でも会いましたっけ。
振り返ると、去年は2回会ったんですね。
なぜかあなたに会うと、ネットで検索したくなります。
結局、毎年あなたのことを検索して調べてしまいます。
私にとってあなたは決してかわいいとは思えないのですが、
なぜか不思議な存在のあなたを調べたくなるのです。
そんなあなた。
今年は今朝、初めて会いました。
なんと、玄関を開けてすぐの所にいましたね。
正直驚きました。
あなたに何が起きたのですか?
今朝のあなたはいつもと違ってひっくり返っていましたね。
つい、怖くなってホウキで庭に掃き出してしまいました。
でもあなたは動かなかった・・・。
今後、我が家で、もうあなたに会うことはないのでしょうか。
2度と会えないのでしょうか?
いえ、むしろ会えない方が嬉しいです。
ごめんね。
ひどいことを言いました。
でも、あなたは本当は我が家には必要なのかもしれません。
だって、あなたは我が家を守ってくれるのでしょ?
家守だもの。
ね、 ヤモリさん。