NHK映像の世紀で、ドイツの元首相メルケルさんを取り上げていました。

東西ドイツがベルリンの壁で仕切られていたときに、若い人達が自由を求めて東ドイツ諜報機関の監視や暴力に負けずに行動していました。

その中に若き物理学者のメルケルさんがいました。

その後、ベルリンの壁は崩壊するのですが、崩壊のきっかけが面白かったですね。

監視をしていた東ドイツの国境警備隊が上司から明確な指示がでないので、ベルリンの壁に押しかけた何万という人達の勢いに負けて、国境を開放し、それがベルリンの壁崩壊につながったいうのは意外でしたね。

番組の最後にメルケルさんが「自由は向こうからやって来るものではなく勝ち取るものだ。勝ちとった自由は絶対に守りぬかなければいけない。民主主義はそこに存在するものではない」
という趣旨の発言をしていました。

自由を勝ち取った経験のない日本国民は、せめて自由を守りぬかなければいけませんね。

軍事力で圧倒的に不利なウクライナ国民が多くの犠牲をしても抵抗するのは。勝ち取った自由を守りぬく覚悟なのかもしれません。

ロシアは経済制裁に負けないという専門家もいますが、私は違う意見です。

ロシアが経済的に貧しくて自由がなかったのは、30年以上前のことで、その当時の20代~40代の人達は50代以上です。

彼らは我慢できるかもしれませんが、自由を謳歌していた若い世代は外国にも行けず、望む仕事にも付けないような生活に我慢できるわけはありません。

ロシアの多くのIT技術者がロシアを離れてもう戻ることはないと話しています。

ロシアはこれから大きな北朝鮮になるのでしょうね。

外国には軍事力で脅し、国民には情報統制と貧しい生活を強いる北朝鮮のような国になりたいと思う人がいるとは思えません。

プーチンの命運も尽きたようです。



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