私の尊敬する日野原先生は、言葉を大切にしていました。

それまで」成人病」と呼ばれていた病気を「生活習慣病」と呼び変えました。

「成人病」では、誰でも成人になれば患うような印象を持つので、予防しようがありません。

これに対して「生活習慣病」であれば、悪い生活習慣を改善することにより病気を予防することが

可能になります。

確かに、加齢とともに病気になることが多くなるのは間違いないのでしょうが、これでは予防しよ

うという動機につながりません。

「生活習慣病」と呼ぶことにより、年齢に関係なく、すべての人が悪い生活習慣を改善して病気を

予防しようという動機を持つことになりますね。

言葉は大切です。

「あんな人達に負けるわけにはいかない」という分断を加速するような言葉を述べた愚かな人がい

ましたが、言葉を大切にしなかったツケを払うときがきたようです。







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