読売新聞社が実施した、憲法に関する全国世論調査(郵送方式)の結果が掲載されていました。

その記事によると、憲法を「改正する方がよい」と思う人は51%で、「改正しない方がよい」の46%を上回ったとあります。

この質問は理解不能ですね。

憲法を改正する方が良いのか、改正しないほうが良いのか、という質問は全く意味がありません。

憲法のどの条文をどのように改正するのかが問題であって、改正するのが良いか悪いかではありません。

おそらく自民党も読売新聞も憲法9条を改正したいので、そのあとの質問が本命でしょうね。

記事によると、戦争放棄などを定めた憲法9条については、「これまで通り、解釈や運用で対応する」が40%で最多。「解釈や運用で対応するのは限界なので、9条を改正する」は35%、「9条を厳密に守り、解釈や運用では対応しない」は20%だったそうです。

読売新聞の調査なので、憲法9条改正が多いのは当然ですが、それでも35%に留まっています。

この35%の中には、私のように憲法の解釈拡大ではなく、国民の覚悟を問う国民投票
を行う、憲法改正が望ましいと考える方も含まれているでしょうね。

それにしても、全国紙でこのような意味不明な質問をするとは、ジャーナリズムも地に落ちたものですね。









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