BSで自民党の森雅子内閣府特命担当大臣(少子化対策担当・消費者 及び食品安全・男女共同参画)が出演していました。

男女共同参画の実現を期待して女性議員に一票を投じている私としては、大臣から具体的な政策を聞きたいと期待していました。

結論から言えば、期待大外れでしたね。

自民党は「2020年までにあらゆる分野で責任ある地位の30%を女性が占める」ことを衆議院選挙の政権公約にしていました。

現在の民間企業の女性管理職の割合は約8%で、公務員は6%以下なので、相当困難な目標です。

キャスターが「7年で現在の4倍弱まで女性の責任者の比率をアップさせるのは難しいのでは?」と尋ねると、「これは努力目標です」と答えていました。
キャスターと他の出演者が「ええ!!」と驚くと、流石にまずいと思ったのか、「頑張ります」と一言。
始めから目標達成を諦めていることが明らかになりましたね。

男女共同参画の会議の委員を長く勤めている民間のキャリア女性も出演していて、この大臣の発言に対して、「毎回大臣が交代する度に委員会を開いても議論は出尽くしている。あとは実行するだけです」と強調していました。
キャスターが大臣に意見を求めても、「私は安倍内閣で最年少大臣です。消費者庁の設立に貢献しました」と自画自賛するだけで、肝心の具体策は一切なし。
結局、目標値だけで具体策は何もないのでしょうね。

キャスターがヨーロッパの国々の具体策を説明し(ノルウェー、スペイン等は、役員の40%が女性でないと上場廃止するという法律がある)、再度具体策を訪ねたのですが、質問をはぐらかすばかりで具体策は一切なし。

さすがに気の毒に思ったのか、民間のキャリア女性が「具体的には法律改正をしないといけないし、予算獲得にも法律改正が必要ですが、女性国会議員の割合を考えると大変難しい課題ですね」とフォローすると、彼の大臣「国民の皆様の地元の男性国会議員に訴えてください」と一言。
結局、自分は何もしないで国民任せか。
これでは、「目標未達成の原因は国民にあります」と開き直るのではと心配しています。

何とか女性大臣を応援して、男女共同参画の目標を達成したいのですが、責任者がこの程度の認識では・・・

認識を改めて具体策を提示できなければ、不本意ですが自ら身を引かれるか、総理が罷免するしかないでしょうね。

何とか具体策を提示して欲しい。







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