渡辺竜王 対 コンピュータプログラム「ボナンザ」の将棋対決がありました。
序盤は「ボナンザ」有利に対局が進み、中盤で互角、終盤で渡辺竜王が逆転勝ちしました。対局終了後の渡辺竜王の感想は、「もっと簡単に勝てると思っていたが、かなり苦労した。後何年かすると、危ない状態になるかもしれない。」と言うものでした。「ボナンザ」恐るべしです。
確か10年程前に、コンピュータがチェスの世界チャンピオンを破ったことを覚えています。現在、将棋の世界では、人間が勝利を収めましたが、両者の力は接近しつつあります。
打つ手の変化パターンが多い順に、囲碁、将棋、チェスだそうです。チェスはコンピュータに破れ、将棋もコンピュータの力が人間に迫りつつあります。囲碁もコンピュータに敗れる日がくるのでしょうか?
話を将棋対決に戻します。終盤で渡辺竜王が打った一手が「ボナンザ」の読みを狂わせたようです。この一手は、手筋から外れた手であるため、「ボナンザ」が混乱したのではないでしょうか。なかなか面白い対決でした。