私と特許との係わりを何回かに分けてお話しします。
第1回目は、「発明者としての係わり」です。
某企業の研究開発部門で記録媒体の研究開発に従事していたときが、私と特許との最初の係わり、すなわち発明者としての係わりです。
研究者時代に特許出願した件数が33件、登録した件数が12件、出願登録率が 12/33=36%、平均的な登録率です。
私がちょっと自慢できるのが、他社にライセンス許諾した特許件数です。
6社に6件のライセンス許諾をしました。ライセンス許諾率 6/12=50%です。これはかなり高いですね。
この6件のライセンス許諾には、発明者としてだけではなく、ライセンス交渉者として係わりました。ライセンス許諾交渉については、次回以降にお話します。
他社にライセンス許諾した特許は、他社が使用している、または使用したいと考えている特許で、一般的に価値が高い特許であると考えられています。
なぜ、このような価値の高い特許を多く発明することができたのかを振り返って考えてみると、他社がまだ研究していないテーマを取り上げて研究していたことが最大の要因だと思います。
やはり「フロントランナーは強い」ということが実証されたと考えています。
この発明者としての経験を知的財産部門で活用しましたが、このお話は次回以降にします。
それから、発明者として実施していたのは、明細書を全文書きして知的財産部門へ発明届出をしていました。当時、メモ書き程度の発明提案書が大部分であったことを考えるとかなり異色の発明者でした。
これは、当時の上司の考え方が強く作用したものです。つまり、上司は、研究論文は自分で全文書きするのに、特許出願はメモ書き程度で良いということはおかしいと考えていたのです。また、私の研究分野が特殊な分野なので、弁理士も技術内容が正確に理解できなかったこともその理由の一つです。
このように明細書を全文書きして提出することは、かなり負担が大きかったのですが、この経験が後に、知的財産部門での業務遂行に大きく役立つことになります。
第1回目は、「発明者としての係わり」です。
某企業の研究開発部門で記録媒体の研究開発に従事していたときが、私と特許との最初の係わり、すなわち発明者としての係わりです。
研究者時代に特許出願した件数が33件、登録した件数が12件、出願登録率が 12/33=36%、平均的な登録率です。
私がちょっと自慢できるのが、他社にライセンス許諾した特許件数です。
6社に6件のライセンス許諾をしました。ライセンス許諾率 6/12=50%です。これはかなり高いですね。
この6件のライセンス許諾には、発明者としてだけではなく、ライセンス交渉者として係わりました。ライセンス許諾交渉については、次回以降にお話します。
他社にライセンス許諾した特許は、他社が使用している、または使用したいと考えている特許で、一般的に価値が高い特許であると考えられています。
なぜ、このような価値の高い特許を多く発明することができたのかを振り返って考えてみると、他社がまだ研究していないテーマを取り上げて研究していたことが最大の要因だと思います。
やはり「フロントランナーは強い」ということが実証されたと考えています。
この発明者としての経験を知的財産部門で活用しましたが、このお話は次回以降にします。
それから、発明者として実施していたのは、明細書を全文書きして知的財産部門へ発明届出をしていました。当時、メモ書き程度の発明提案書が大部分であったことを考えるとかなり異色の発明者でした。
これは、当時の上司の考え方が強く作用したものです。つまり、上司は、研究論文は自分で全文書きするのに、特許出願はメモ書き程度で良いということはおかしいと考えていたのです。また、私の研究分野が特殊な分野なので、弁理士も技術内容が正確に理解できなかったこともその理由の一つです。
このように明細書を全文書きして提出することは、かなり負担が大きかったのですが、この経験が後に、知的財産部門での業務遂行に大きく役立つことになります。