退院してすぐ、瓜兄(息子)の学校の体育祭を参観してきました。初めての体育祭…中高6学年での体育祭って、やっぱり活気がってとても良いですね。学校グラウンドの熱気とは裏腹に、病み上がりの私は、ずっと参観するだけの体力もなかったため、閉会式を待たずにお暇させていただきましたが、私自身も楽しめた体育祭でした。
さて、約20日ぶりとなる「過去問シリーズ」の第五弾です。
第一弾と前回の第四弾は、↓からどうぞ…
一見さん
学校の定期考査や塾のマンスリーテストなどでは、過去にやったことのある問題の数値替え問題が出てくることもあるかもしれません。しかし、入学試験とでもなれば、まず間違いなく、「やったことのある問題」など出てくるはずもないのです。
もしかしたら、国語などでは、「過去に読んだことのある文章」が読解問題として出てくることはあるかもしれません。社会では、「答えが同じになる問い」が出てくるかもしれません。
算数では、よく似たような構成の問題が出てくるかもしれません。
…でも、どこかで過去にやった問題と完全に一致する問題は、まず100%出てこないと言っても過言ではないでしょう。上記のような「似た問題」でさえ、各塾がしのぎを削って『的中問題!』と高らかに自慢できるぐらい、珍しい話なのです。
つまり、入学試験で強い子は、「初見問題に立ち向かえる子」であるとも言えなくもないのです。
初見問題に慣れる
慣れる…と一言で言っても、特効薬があるわけではないと思います。特に志望校の過去問に真摯に立ち向かう…これしかないんじゃないかと思います。
なぜ志望校の過去問である必要があるのか? それは、難易度がちょうど良いからに他なりません。あまりにも簡単な問題であれば、初見だろうが「典型題」程度の手ごたえしかないですし、逆に難易度が高過ぎれば、手も足も出なくてやる気を失いかねません。
「何これ? 今までのパターンと違う!?」と思った時に、
a) 最初から諦める
b) 何とか立ち向かってみる
この2つの選択肢のうち、どっちに思考が寄るのか? これで難関校以上の志望校への合格可能性が大きく変わることになると思います。
過去問のすゝめ ② で触れた「捨て問を見分ける」ことと少し矛盾するようにも思えるかもしれませんが、そんなことはありません。確実に「合格のために、他と差をつける初級難問」をしっかりと取り切るための布石でもあります。
過去問をやる中で、「この問題は、今まで見たことないけど、ちょっと解いてみよう」という意識を培うのも、大事なことと思います。
力技?
ただ…自分の子が上記のように、チャレンジしたいと思えるようになるのか? こればっかりは、なるようにしかならないとしか言えません。
…じゃぁ、できなければどうするのさ? と言われれば…
初見問題もパターン化できるぐらい、大量の問題を経験する
これ以外は対処法がないんじゃないでしょうか?
瓜兄は、問題演習が大嫌いでした。なので、私からは『大量の演習をやりたくなければ、初見問題を如何に解き切ることができるかを鍛えるしかないよ』と、唆していました。
どっちが良いのかは…その子の性格による…としか言いようがありませんけどね…
さて、「初見の問題に慣れる」については、ここまでとします。次回は「合格への期待値判断とモチベーションのUP」について触れたいと思います。
MikeNeko