いよいよ明日は、「第3回合格力判定サピックスオープン」(以下、「合判SO」)が実施されます。さすがにもう3回目ともなると、合判SOの形式にも慣れてきた頃ではないでしょうか? それよりも、「学校別サピックスオープン」(以下、「学校別SO」)とのダブルヘッダーの方が、なかなかにハードに感じているかもしれません。
そんな「第3回合判SO」直前にお送りする、またまた小話のような記事です。
第2回に関する記事をまだ読まれていない方は↓からどうぞ…
第3回で狙う効果は?
第1回と第2回の「合判SO」を経験したお子様は、何か変化はありましたか?
- 第1回と第2回で、極端な結果になった。
- 変化はあまりなかったけど、不本意な結果だった。
- 期待以上の好成績を残してくれている。
どのような結果だったとしても、お子様はどんどん受験生という感じの雰囲気を持ち始めているんじゃないですか?
そろそろ、自分の志望校が、明確な受験校へと意識が変わってくる頃になっています。11月には、志望校を確定させるための、SAPIXの個人面談も控えています。
そんな時期に実施される「第3回合判SO」は、お子様の受験生としての自覚を明確に持たせる段階に入る狼煙となります。
苦手分野はあぶり出せていますか?
2回も受けると、親も子も「合判SO」とはどんなものかが、だいたい分かってきた頃じゃないでしょうか? それに、これまで2回の「合判SO」で多くの入試頻出分野の問題が出てきています。その結果はどうだったでしょうか? 第3回も含めると80~90%の頻出分野を網羅します。この第3回までで、凡その苦手分野も判るのではないでしょうか?
合格可能性よりも、苦手分野の洗い出し…いよいよ“本番に向けた核心”に入ってきます。
平常心と日常を大切に…
「第2回合判SO」直前の記事でも同じことを書きましたが、合判SOの成績だけを上げようとする直前の学習は、避けた方が良いというのは、この第3回も同様です。
特に、第1回と第2回で結果が乱高下した子は、この第3回で「何とかしたい」ではなく、「自然体で」受けてみることも大事かと思います。前日と当日だけは“普段と違うことを増やさない”という意識が大切です。それと同時に、合判SOが実施されている期間は、(特に親が)平常心を保つことと、お子様は日常やっていることを継続することを大切にした方が良いと思います。
そして、前回と全く同じことを、また書きますが…
下の学年のお子様にも、いずれ直面する話です。『直前ドーピングに頼らず、普段の学習を積み上げる』という姿勢は、今から意識して損はありません。
おまけ
※ ここからは、完全に関西SAPIX生向けの話になります。
関西SAPIXでは、この第3回での学校会場として、最近は人気も偏差値も急上昇中の「高槻中学校・高等学校」が会場として設定されています。今までの学校説明会とかと違い、SAPIX主催の「第3回合判SO」のための会場として貸し出してくれていますので、(残念ながら外部生がほぼ受験しないため
)SAPIX生のみの、「静かな環境」で実施される公開模試になっています。同時に開催される「学校説明会」は、既に満席になっていることでしょう。ですが、6年生で合判SOを受験されているお子様は、受験後に学校見学もできますので、もし同時開催の学校説明会に申し込めていなくても学校見学は可能です。
なお、この日は日曜日ですが、登校禁止日にはなっていないようなので、部活動で登校している生徒もいます。これまでの学校説明会等では垣間見れなかった、普段の在校生を見ることができるのも、この学校会場での「合判SO」の良いところでもありますよ。
前回の記事では、関西SAPIXにもっと生徒増やすような施策を採ってよとお願いしていましたが、今回の話は「弱小塾」ならではの良いところなので、もっと「合判SO」の受験者が増えてしまうと、生徒の登校も制限されて、生徒たちを見れなくなることになるから、今のままの「弱小塾」でいてください。![]()
第3回は“判定を見る回”ではなく、“冬への戦い方を定める回”です。
MikeNeko


