特にスポーツが好きなわけでも、体を動かすことが大好きなわけでもない瓜兄(息子)ですが、先日の体育祭はとても楽しく熱心に参加したようで、今週は代休だった月曜日からずっと、「燃え尽き症候群」のようなだらけ具合を披露してくれています。…あと3週間もしないうちに『中間考査』があるというのに、宿題すらもほったらかしで良いのか、息子よ…
まぁ、楽しそうに毎朝登校しているだけでも、今は良しとするかな。
さて、そんなことを思いながらも、記事を進めます。消化試合のような状況になって来た「過去問シリーズ」の第六弾をお届けします。
なお、本シリーズの初回と前回分は↓からどうぞ…
え? 合格!? 
過去問をやっていく中で、やはり気になるのは…
その年の合格最低点 ですね。
初めてやる過去問で、合格最低点を超えていたら…「え? もし、この年に受験していたら、“合格”してたの!?」って、嬉しくなっちゃいますよね…主に親が…。
ここでは、過去問の「合格への期待値判断とモチベーションのアップ」について記していきたいと思います。
もちろん、子の熱望校の過去問で、合格最低点を上回るような結果が出せれば、子にとっても自信とモチベーションの大幅アップにつながることでしょう。
そして、それが最新年度に近い年の過去問だったら…期待度も大きく膨らむのではないでしょうか?
それを見越して、過去問を古い年度から始めて、最新年度は最後まで手を付けないように指示する塾も多いと思います。
やはり過去問とは言え、「合格できる!!」という自信は、大きな武器になりますよね。
最新年度から始めてください…!?
ところが、瓜兄の場合、担当講師からの指示は…
『最新年度から始めてください。』でした。
もともと個人的な感覚としては、古い年度から始めようが、最新年度から始めようが、どっちでも変わらん…というものがあったので異論はなかったのですが、「へぇ、“最新年度から始めてください”と、塾が言うこともあるんだ…」という感想は持ちました。ちょっと興味があったので、担当講師に「最新年度から始める理由」を聞いてみたところ、思った以上に考えがあったことに驚いたのを、今でもはっきり覚えています。
<瓜兄の場合> 最新年度から始める理由
- 基本的に、チャレンジ校の過去問で合格最低点を初見で上回ることなんかできないと思った方が良い。
→ (なんか微妙にディスられている気もしないでもないですが)しっかりと瓜兄の実力を評価されているようです。 - 最新年度の方が、鮮度が良いので、先にしっかり体感してもらった方が良い。特に瓜兄の場合は、未だに舐めている感があるので、しっかり今「できない」ことを実感してもらいたい。
→ (完全にディスられているけど)ちゃんと瓜兄の状態を把握してますね。 - 算数と理科は11月以降に2回目をやることで、今度はちゃんと「合格者平均点」ぐらい取ることを目指し、かつ解法等を理解したあとで解いたら、そこまで難しい問題ではないことを実感して欲しい。
→ (なんか、初めてディスりがない気もしないでもないが)期待はしてくれてるってことですね。
過去問への期待はほどほどに…
これは完全に個人差のある話なので、各ご家庭や塾の講師の方針で問題ないと思いますが、過去問で「合格最低点」越えを目指すのは、ほどほどでお考えいただいた方が良いと思います。12月や1月直前期になれば、学力もかなり上がって点が取れるようになっているとは思いますが、チャレンジ校の過去問は、なんだかんだ言っても受験生にとって難易度の高い状態で終わると思います。直前での合格最低点未達のショックは、結構大きいものになります。それぐらいでしたら、最初から「そんなの関係ね~!」で進めるのも、一つの手だな…ととても納得した、去年の6年後期でした。
さて、次回は本シリーズの最終回「まとめ」を予定しております。興味がありましたら、またのご一読、お待ちしております。
MikeNeko