久々のブログになります。
糖質オフにするとケトン体が増えそれが癌養抑制につながるのではないかという話を以前書いたと思いますが、
もう少し科学的根拠を伺わせる記事を見つましたので記載します。
ケトン体ダイエットは、乳がんの再発予防にも効果あり | Colorda(カラーダ) (mrso.jp)
米国カリフォルニア大学サンディエゴ校モーレスがんセンター・がん予防プログラムの研究リーダーのルース・パターソン博士らは、256名の乳がん患者における炭水化物(糖質)の摂取量と乳がんの再発率の関連性を検討した。調査の結果、炭水化物の摂取量が多い乳がん患者は、少ない乳がん患者に比較して乳がん再発危険率が2.0倍に上昇していることがわかった。
乳がんは細胞の増殖因子であるIGF-1(インスリン様増殖因子-1)の受容体の有無で、IGF-1受容体陽性の乳がんとIGF-1受容体陰性の乳がんに分類できる。約半分をしめるIGF-1受容体陽性の乳がん患者では、炭水化物の摂取量が多い患者の再発危険率がなんと5.5倍にも上昇していることが今回の調査で明らかとなった。一方でIGF-1受容体陰性の乳がん患者では炭水化物の摂取量と再発率の関連性を見いだすことはできなかった。
IGF-1受容体はインスリン受容体に密接に関連していることから、パターソン博士は、過剰摂取した糖質がインスリンの分泌を増強し、分泌されたインスリンが更にIGF-1受容体を介してがん細胞の増殖シグナルを増強した可能性を指摘する。
60歳代になったら、前立腺がんに注意|協会けんぽ 健康サポート (kyoukaikenpo.or.jp)
前立腺がんのリスク要因について、最近の研究結果では、IGF-1(インスリン様成長因子1)との関連が指摘されています。
IGF-1とは、成長ホルモンの働きにより主に肝臓で産生される物質で、人体のほとんどの細胞に影響を与えます。インスリンに似た作用を持つほか、細胞の成長と発達を促進する作用、細胞のDNA合成を調節する作用などを持っています。
肥満などが原因で高血糖状態(血糖値が上がったままの状態)になると、これを解決しようと膵臓から多くのインスリンが分泌され続け、高インスリン血症(血中のインスリン濃度が慢性的に高い状態)を引き起こしてします。高インスリン血症では、インスリンの血中濃度が高くなっているだけでなく、インスリンに似た作用を持つIGF-1の血中濃度も高くなっています。
いくつかの研究では、IGF-1の血中濃度が高いほど、前立腺がんの発生リスクが高まることが示されています。
その人の癌のタイプにもよると思いますが、炭水化物を制限することが前立腺癌、乳がんの抑制につながると考えています。