本日の日経新聞に次世代癌治療に関する記事が出ていた。

主役はタンパク質分解薬である。

 

たんぱく質分解薬は「スナイパー」とも呼ばれ、病原たんぱく質を狙い撃ちする。細胞がもともと備える不要物を分解する仕組みを使う。分解対象に目印を付ける物質と、病原たんぱく質の両方と新薬は結合し、目印の付いた病原たんぱく質を酵素に分解させる。

低分子薬と同じように安価に合成して作れる。

 

次世代がん薬に170億ドル超、ファイザーは最終治験へ: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

 

さて、代替医療でタンパク質分解で癌に作用するものを調べました。

どうやら冬虫夏草はタンパク質を分解する酵素を持ちそれが抗腫瘍効果を発揮しているようです。

次世代の医療技術が古来よりの漢方に追い付いてきた一面といえるかもしれません。

 

日本冬虫夏草研究の目的 | 日本冬虫夏草(株)エフェクト (effect-japan.com)

 

冬虫夏草の持つ抗腫瘍性に関する研究

当時はブナの木などの免疫力を高める成分を持つ植物を養分として子実体(キノコ)を形成するサルノコシカケの生態について解析を行っていましたが、1967年にはオガクズ培地で採集された冬虫夏草の抗腫瘍性について研究を始めました。
これはキノコ類にはタンパク質分解酵素が含まれており、冬虫夏草はタンパク質分解酵素を利用することで昆虫の細胞成分のタンパク質を分解して育つため、同じくタンパク質で構成されているがん細胞の抑制に効果があるのではないかと考えたためです。
この結果、1977年に日本医学会東北支部大会にて東北薬科大学癌研究所の佐々木健一教授、石川正明先生らと矢萩信夫・禮美子らの共同研究成果として『ハチタケの人工培養とその抗腫瘍性について』の発表を行い、 冬虫夏草に抗腫瘍性成分が含まれている事を世界で初めて明らかにしました。