私は、そんなに友達がいる方ではありません。

家族の事情で、フルタイム勤務を辞めてから、さらに遊ぶ事が減り…でも唯一年に一度は会いたいと(ホントはもう少し会いたいのですが…)と思っている人がいます。


先日書いた、三十年ぶりの家がお食事処になっていたところで、一緒にランチしたのが、その人でした。


もともと、二十代のとき、職場の先輩だったその人。

一回りくらいは上ですが、だんだん仲良くなって、私が他の仕事に転職してからも付き合いが続いています。


久しぶりにあって、色々話している時に、その人がふと言いました。


「昔、沖縄一緒に行ったよね〜。実はわたし、あの旅行が人生の中で、一番楽しい旅行だったな〜って、思ってる。」


驚きました。

実は、私もそう思っていたからです。


20年程前、私が元々別の友人と行く予定にしていた沖縄旅行。突然、その友人が職が決まって行けなくなってしまったとき、ダメ元で誘ったら、OKしてくれた旅行でした。


私の沖縄の友人に案内してもらいながら、周った旅行。

楽しすぎて、普段は帰りは疲れて家に、早く着きたくなるのですが、そのときは、


帰りたくないな…


と思いました。

そして、十年程前に、家族で再び沖縄旅行に行ったのですが、その時、


あれ?前の時のほうが楽しかったな…


と、申し訳ないのですが、思いました。


ただ、その事は、その友達に話したことはありませんでした。

友達も、色んな友達がいて、何回も旅行に行っています。


私も、高校の友達や大学や、他の職場の友達、もちろん、親、私の家族とも行ったことがあります。


でも、お互い、あの沖縄旅行が一番だったのです。

正直、そう思ってくれていたとは、思いませんでした。


すごく、嬉しかった。


全く、気を遣わず、話題も探さず、気負うこともなく、話せる。

食べることが大好きで、面倒くさがりな所が似ています。


私はその友達が一番好きだと前から思っていましたが、相手もそう思ってくれていたとは、知らずに20年以上。


今回のランチで、初めて知ることができて、久しぶりに心の奥から幸せだと感じることができました。


また、行こう。

今度はサラダ&パンランチだね!