先日、美容室のあと、実家に寄りました。

80代になるお母さんがいます。(お父さんは外出中)


私の娘が、私の卒業アルバムをみたいと言っていたのを思い出して、親の洋服ダンスの下をガサゴソ探してみました。


現像したらカメラ屋さんがくれる、薄いアルバムを見つけました。

私がまだ10代…。30年ほど前のものです。

前髪をカーラーで巻いていました!


お母さんとお父さんも写っています。

50代です。今と比べると、とても若い。


いつの間に、おじさん・おばさんだった両親は、おじいさん・おばあさんになったんでしょう?

私も、立派なおばさんになっています。

ずっとそばにいたのに、横にいたのに、気付かない…。


親は、まだ実家に比較的元気に暮らしてくれています。

それだけで、なんてありがとうなことなんでしょう。

いつまでもいてもらいたいけど、そうはなかなかいかないこと、分かってはいるのですが…。


一昨日は、姉とお母さんが私の娘に、こどもの日のお祝いを届けに私の家に来てくれました。

帰り際、玄関のドアを締めたあと、私は必ず隣の部屋の窓を開けて、見送るようにしています。


中学生の娘は、お母さん(おばあちゃん)の身長をぬきました。

お母さんは、ずいぶん痩せて、杖をつき、ゆっくり小さな歩幅で歩いて、背中が途中で曲がっています。


悲しい…悲しかった。

アルバムのお母さんは、明るく若く、微笑んでいました。

目の前のお母さんは、とても小さくなりました。


こうして、まだ歩いている。来てくれる元気(気力)がある。話もできる。

この間、まあまあご飯を食べていた。よく眠れるらしい。

できることはたくさんある。あるけど、背中が小さくなっている姿を見ると、泣けてきました。


どうか、できるだけ長く、元気でいて欲しいと節に願っています。