「胸郭の自由さ」
「どうしよ~かな~」と言いながら、胸郭に手を置いた。
ずいぶんと、ド根性ガエルのひろしくんみたいに、いつも胃のあたりが前に押し出されている感じは無くなっていた。
最初の頃は、胸郭にアクセスされた日は、胃がおかしくなりそうで実際に「きゅー」と絞られてる感じがしていた。
最近は全くない。むしろ、余計な腹直筋も取れてきていた。
胸郭から、やっぱり肩へ移動する。
ふむふむ…
今日は随分とゴーカイに動いている。
三角筋の肩甲骨側だろうか・・・
うりゃうりゃと、へなへなにされている。
思わず声をあげたワタシ。
「えええええ~!!そこってそんなに細かったんだ…[E:wobbly]」
そう、いわゆる「肩周り」の事。
きっと1サイズ細い服が着られるぞ・・・とニンマリするほどゆるゆるでほっそりな感じ。
更に、筋肉が緊張していないので、肩が落ち、首が長く見える。
更に言うなら、胸郭が下がり、呼吸がしやすい…もとい、「息がしっかりと入ってくる」
今なら、バレエの「内臓をしまう」が出来る。
で、また気づく。
「引き上げよう」としたカラダは、逆に反りになる。
胸郭が上を向き、いわゆる「肋骨が開いた」状態になる。
そこから、引き上げようとすると、更に反った状態になる。
ゆえに、バランスは取れない。
オフバランスをメインのバランスとして使わないバレエにおいて5ミリ、1センチは命取り。
セッションが終わってみれば、首が長くデコルテはスッキリ。
ウエストが明らかに細くスッキリしていた。
体重は変わらなくとも、サイズダウンは可能。
そして、本来それは、誰にでも出来る事なのである。
不可能にしているのは、ほかならぬ自分自身なのである。
あああああ~。
カラダは、すっきりして、「使えるカラダ」ではあるが、技術が伴うかは全くもって別。
この日、レッスンに行って「無駄な、余計な力」は入らずに良いが、技術面がアップするはずもなく。
カラダができても、技術面ははやりコツコツ仕上げるしかないのであった…
「カラダが変われば技術も変わる」否定はしない。
しかし、「努力」はやはり不可欠なのである。
子供から習おうが、大人から習おうが、同じである。
近道はないのであ~る!!!!!
…自分への戒めの為に書いてみた[E:dash]