新作
いやー、ウチの占い会社のクソ社長
ボクがお気に召さないんだそーで。
なんか、裏でくだくだボクの悪口を言っているそうだ。
まァ、
文句のない格好で
ずっとほったらかし
それがお気に召さないよーですナ。
や、仲良くしてやっても、ですョ？
すぐに調子に乗って甘えてくるんですョ。
くちゃくちゃどーでもいい電話してきたり。
一緒に酒を呑んでくれとか。
とにかく、あいつは話がツマラン。
冗談もツマラン。
考えていることが酷く退屈でツマラン。
下品だし、教養がないし……。
ケチだし、趣味も悪いし……。
たくさんカネ持ってるみたいなんですケドネ。
どうやったら、あんな退屈なクソになれるのかしら。
しかも、なァなァのテキトーにしておくと――。
強烈なサービス残業を強要してくれたり。
それから、呼吸をするよーにオバサン臭いやがらせを連発
気持ち良さそうに、こっちを馬鹿にするんだわ。
二年前ぐらいになるのかな。
あまりにベタベタしてきて面倒臭いので、
仕事だけの簡単な付き合いで頼む。
正直、それ以外は興味ないので。
と言ってやったのですケド。
まだ根に持っているみたい
なんでこう、ああいう無神経な奴に限って――。
あんなにデリケートなんでせうね。
サンタ、困っちゃう。
屁とも思ってないこの感じが。
マズいのかな。