名古屋市中区の真宗大谷派 名古屋別院は織田信秀が築いた古渡城の跡で、ここの織田信長が元服したといわれています。そして古渡城が廃城になった後、名古屋城の石垣を一時的に集めておく石置き場になったのです。
なぜ石置き場になったのか?
名古屋城は西国の諸大名20家が築いた城で石垣の石も自分たちで切り出して名古屋城に運ばなくてはなりません。
しかし好き勝手に運んでいては現場も混乱するので、一旦ここに集めておいて、順番に運んだといわれています。そして石垣が出来上がった後も、どんどん運び込まれていたので、持っていく必要がない残石が残され、その跡地に名古屋別院が建てられたということです。
貴重な車輪も!
ところで名古屋別院には数種類の刻印石がありますが、その中でも台車の車輪といわれる石があります。きれいな円形です。表示もなく寺の庭に埋まっているのが残念。
私の感想ですが、真宗大谷派名古屋別院には、名古屋城の刻印石や車輪も残されているので、名古屋城のことを研究されている方や石垣が好きな方にはオススメのスポットだと思います。古渡城のセットで訪れてみて下さい。
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