西尾市資料館企画展・巡検使さまがグッときた!~萩原村のまれなおもてなし~

西尾市資料館で企画展・巡検使さまがグッときた!~荻原村のまれなおもてなし~に行ってきました。今回の企画展は江戸時代ですが、街道ウォーキングや江戸時代に興味がある方にオススメの内容です。

 

 

>>西尾市資料館公式サイト

 

 

  巡検使とは

徳川将軍家三つ葉葵

巡検使(じゅんけんし)とは幕府が全国の政情を調べるために派遣した調査官みたいな人達。3人1組となり、全国8つの区域を巡察しました。なんか公(おおやけ)の水戸黄門みたいな人達ですね。

 

その巡検使の宿泊地となった荻原村(現在の西尾市吉良町)のおもてなし対応の裏舞台を紹介した内容です。

 

 

  もてなし無用!でもね…

西尾市小牧陣屋跡

巡検使が来ることは幕府から直接連絡があります。例えば以下のような通達です。

 

・宿泊先の門前に番所と建てたり、盛砂・飾手桶などして迎えなくてよい

・宿泊先が狭い場合は2階でもよく、新規に立てる必要はない

・宿泊は木賃で(薪代のみを払って宿泊する)食事は1汁1菜でよい

・巡検使通行の際も商売や農作業をしていてもかまわない

 

この幕府からの通達を見ると、あくまで巡察が目的だから、気を使わなくて良いし、もてなし等も必要ないみたいに思えます。

 

しかし!

 

なにせ巡検使は幕府直属のお役人。もし機嫌を損ねたら、どんなふうに報告されるかわかりません。だからもてなし無用の巡検使をコソコソともてなす。また巡検使たちもそれは承知と、ホンネとタテマエの日本人らしい世界が楽しいです。

 

荻原村のおもてなしとはいったいどの様なものだったのか?そしてどのくらいの銭を消費したのか?また今に残る庄屋の家とは?

 

私の感想ですが、時代劇の舞台裏を見るような感じの企画展です。江戸時代や街道ウォーキングに興味がある方は是非、チェックしてみてください。

 

 

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