東海道七里の渡しを令和の船で渡っる七里の渡しクルージングに参加してきました!これは愛知県の東海道を歩く愛知ウォーキング街道巡りクラブのイベントです。
■七里の渡しとは■
七里の渡しとは、東海道宮宿(名古屋市熱田区)~桑名宿(三重県桑名市)を結ぶ海路のこと。
東海道は江戸~大阪を57の宿場で結んだ街道ですが、全て陸続きではなく、途中で途切れた場所がいくつかあります。
七里の渡しは東海道最大の海路で、約七里(28km)の海を船で渡る、いわば海の道です。今回はこの海路を船で渡ってきました。
■江戸時代と違う航路■
まずは航路をチェック!青が満潮時の内回り。そして赤が干潮時の沖回りの航路です。結論から言うと、江戸時代とは陸地の場所が大きく違います。これはかつての海が埋め立てられているということです。
今回の航路はできるだけ江戸時代の航路近くを行くということで、この様な線になりました。
■出発まで■
今回は名古屋市熱田区宮の渡し公園で集合。かつて東海道最大の宿場で、一部ですが渡船場も公園として整備されました。それが七里の渡し公園です。
七里の渡しは定期船がありません。ではどうしたかというと、船会社と交渉し一艘まるっとチャーターしました。また国土交通省への航路申請もお願いしました。
これにより、チャーター代や船会社とのやり取りなど、なかなか大変ではありましたが、まさかホントに七里の渡しを渡るチャレンジなので苦労というわけではありません。
乗船前には救命胴衣を着用。いよいよ令和の船で七里の渡しクルーズの開始です。
■いざ出航!■
この日は天候もよく、波も穏やかなのでまれにあるクルージング日和でした。水門から外海へ出ます。
名古屋港周辺にはタンカーがたくさん。あれは何を運んでいるのだろう?
名港トリトンも海側から見るのは初めてです。
船からの視点は海側からなので、いつも見ている施設があまりなく、初めて見る建物や施設が多いです。そのためアイフォンのグーグルマップで現在地をチェックしながらの航行。
おお!ナガシマスパーランド。上陸はしませんけれど。ナガシマスパーランドには、スチールドラゴン2000という名物のジェットコースターがありますが、横から見るとジェットコースターの角度がすごかったです。
東海地方ではいろんな意味で有名な長良川河口堰(ながらがわかこうぜき)。あまり深くは解説しませんが、桑名城近くにあります。
桑名城の蟠龍櫓(ばんりゅうやぐら)が見えてきました。浮世絵にも描かれている桑名城のシンボルみたいな櫓です。現在ではコンクリートの再現ですが中に入ることもできます。
蟠龍櫓を過ぎると水門から中に入ります。ちなみにこの水門から中が桑名城の堀です。
無事に着岸!約1時間40分のクルーズでした。
■私の感想■
私のとううかいどう七里の渡しクルーズの感想ですが、今回はエンジンの船だったので揺れもそんなにありませんでしたが、江戸時代は手漕ぎの船なので揺れもかなりあったと思います。
また天候や波の高さなど、、七里の渡しを船で渡るのも命がけだったのでしょうね。今回は船会社の皆さんのお陰でラクラクでしたがw
さて、こんな感じで愛知ウォーキング街道巡りクラブでは、東海道をはじめ美濃路や佐屋街道などかつての街道歩きを楽しんでいます。
年齢層は40~60代が中心です。同じ趣味の人達と過ごす時間は楽しいものなので、是非、街道歩きが好きな方は一緒にプチ街道歩きをしましょう。
そういえば七里の渡しを渡った証明書も頂きましたw
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【一緒に東海道の宿場巡りや街道歩きをしませんか?】
愛知県の東海道五十三次の宿場や美濃路、佐屋街道などの街道歩きを現地集合解散で巡る街道ウォークの会・【愛知ウォーキング街道巡りクラブ(AWK)】。活動は夏季を除く毎月第一土曜、もしくは日曜日。江戸好き、街道歩き好きの集まりですが知識の多い少ないは関係なし!好きならそれでOKです。入会費や年会費などもないので、あなたも気軽に遊びに来てみませんか?