蒲郡(がまごおり)市博物館で開催された松平家ゆかりの文化財展に行ってきました!
これは現在の愛知県蒲郡市から発祥した五井松平氏、竹谷松平氏、形原松平氏に関する企画展です。
まず蒲郡(がまごおり)市の場所ですが、愛知県南部に位置し、東三河に区分されます。
西には最近、何かと話題の西尾市。東には合併で大きくなった豊川市があります。
戦国時代には駿河の今川氏の親戚・鵜殿(うどの)氏が勢力を持ってた地域です。
その現在の蒲郡市発祥の松平3家が五井松平氏、竹谷松平氏、形原松平氏です。企画展会場は写真撮影が禁止なので文章でレビュー。
まずは書状が多く、本家の松平氏よりも駿河の今川氏に付いていた時代もあったようで、今川氏とのコンタクトがわかる内容でした。
あと甲冑が2領。そして小田原の役で北条氏のもとへ使者として赴き、北条氏から与えられた杯みたいなものがありました。
小規模な企画展でしたけれど、内容は面白かったです。あと企画展以外にもチェックして置きたいものが2つありました。それが冊子と2階の歴史展示室です。
●無料の冊子とパンフ
まずは今回の企画展の冊子。10ページで企画展の補足が記載してあります。
そして蒲郡戦国時代マップと蒲郡歴史マップ100の2つも要チェック。
蒲郡戦国時代マップは蒲郡市内の城跡が地図に落とし込んであるスグレモノ。蒲郡歴史マップ100はタイトルそのままで蒲郡市内の史跡を紹介しています。
●2階の展示室
2階の歴史展示室は蒲郡市の歴史を古代から解説してあるのですが、戦国時代のコーナーもちゃんとあります。
特に上ノ郷城から出土した鉄砲の玉が展示してあり、松平元康(徳川家康)が鵜殿氏の上ノ郷城を攻めた時、火縄銃が使われていたことを裏付ける貴重な資料です。
企画展とこれらをジックリ見ても所要時間は1時間も必要無いので、気軽に訪れることができると思います。