2018年4月29(日)に愛知県安城市の本證寺(ほんしょうじ)で行われた第二回フェスティバルでは、奈良大学教授・千田嘉博氏の講演も行われました。
演題は、城郭としての本證寺
本證寺はお寺なのですが、戦国時代は城郭寺院として三河一向一揆の時、一揆方の拠点のひとつになった寺です。
今でも当時の堀や土塁が残されており、城郭研究では【城】として研究されています。
ちなみに国指定史跡。
講演時間は1時間で、非常に興味深い内容でした。ポイントをまとめると以下の通りです。
・航空写真をではなく最新の航空レ-ザ-測量で地形を測ることができる
・本證寺が国指定史跡になった理由について
・本證寺は堀底から土塁の上まで約3mの高低差がある
・江戸時代の城下町は城を中心に作られており、武家中心の社会ということがわかる
・逆に宗教を中心とした街の整備として、ドイツのケルン、クサンテン2都市の紹介
・寺内町として整備されていた越前(福井県)の平泉寺の紹介
・史跡は調べるだけではなく、活用が大事。その方法としてIT、VR、ARの活用
など。
私の感想ですが、よくある歴史の内容の講演ではなく、これからの史跡としての本證寺の整備の在り方を強調した内容でした。
その事例として、他県の最新の取り組みを事例として紹介して頂いたので、非常に分かりやすかったです。
例えば航空レ-ザ-測量。
今までは飛行機に乗って、上空から写真をパシャパシャ撮っていました。
でも最新の測量は上空からレ-ザ-を放ち、その反射を利用して地形を測るのだそうで、木など映らず純粋に地表面の形が分かるそうな。
それにより、今まで発見されていなかった城跡や砦跡の場所や縄張りも分かるようになったそうです。
あと史跡に建物を復元すると、建築費や維持管理費などでたくさんのお金が必要になります。
でもいくら有名な史跡でも、何も無ければよく分かりませんよね。城跡などもそうです。
なので、これからはタブレット端末を利用したAR(拡張現実)を利用すれば、外国人にもわかりやすく史跡を紹介することもできるんです。
その一例として越前(福井県)の一乗谷のARを紹介されていました。
そういえば昨年、2017年に横浜で開催された、お城EXPOはVR(仮想現実)で丸亀城を復元するのがあって、そのリアルさに驚きましたね。
今後、スマホやタブレットもどんどん普及するでしょうし、このAR、VRで史跡や城跡を復元する取り組みは確実に増えていくでしょうね。
私もタブレット、買おうかな…
ということで、千田嘉博氏の講演は、カタい歴史の授業ではなく、実用的な話や最新の技術を紹介した内容もあり、非常に興味深く聞くことができました。
特にIT、AR、VRを使った城や史跡の整備が楽しみですね。
一応、西尾城にもすでにあるんですけどねw
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