豊臣秀吉の死去は朝鮮在陣の島津義弘らにどのように伝わったのか


私と同じ東海古城研究会の会員で、【一次史料にみる関ヶ原の戦い】の著者・高橋陽介氏の新刊が出ました!



タイトルは、豊臣秀吉の死去は朝鮮在陣の島津義弘らにどのように伝わったのか



内容はタイトルそのままです。



日本を統一した豊臣秀吉は諸大名に命じて、文禄・慶長の役(ぶんろく・けいちょうのえき)で2回、朝鮮に出兵します。



(秀吉自身は日本にいましたけど)



しかし2回目の慶長の役の最中に秀吉が亡くなってしまいます。



つまり、現地(朝鮮)ではなく、出陣を命じていた総大将が日本で病没してしまったので、戦どころではなくなってしまうんです。



そこで、海を渡って戦っていた諸大名に、秀吉の死はどのように伝わったのかを解説したのがこの本なんですね。



私も一通り読んでみて非常に面白い内容でした。そこで、印象的なポイントと注意点をチェックしてみたいと思います。






(1)テーマがニッチ

まず慶長の役、つまり朝鮮出兵に関しての本というのがあまり出てなく、引き際(撤退する時)に特化した本は初めて読みました。



文禄・慶長の役自体、大河ドラマでもあまり取り上げられません。まあ、この辺りは国際的な問題もあるのかもしれませんが、戦国ファンとしては気になるポイントでもありますよね。



そのニッチな引き際の歴史を詳しく解説しています。








(2)現代語訳がある

高橋陽介氏は、この本をおおむね次のように進めています。



古文書語訳 ⇒ 古文書 ⇒ ちょっとした解説



この流れだから、どんな書状にどんなことが書いてあるのか非常にわかりやすくなっています。







(3)Q&Aがある

後半には文禄慶長の役に関するQ&Aになっており、歴史好きな方が気になるであろう質問に短く、わかりやすく答えています。



例えば次のような質問(Q)があります。



・豊臣秀吉は慶長三年七月ころ、どのような遺言を残したのでしょうか?


・蔚山(うるさん)城は加藤清正が築城したのですか?


・かりに小早川秀秋、宇喜田秀家、毛利秀元ら三人の大将が同一の戦場にあらわれた場合、指揮権は誰にもありますか?



など。



こういった質問が24あり、その質問に高橋氏がどのように答えているのか?個人的にはこのQ&Aが非常に興味深かったですね。








(ここが注意点!)

読むうえでの注意点もあります。それは、テ-マがニッチなだけに、ある程度、文禄・慶長の役の知識がないと、わけがわからないという点。



逆にいえば、文禄・慶長の役について、ある程度知識がある人に向けて書かれた本ともいえるでしょう。



だから、『文禄慶長の役って、ナンスカ?』



(・∀・)



という人は、まずはウィキペディアでチェックしてから読むことをオススメします。



>>文禄・慶長の役 | ウィキペディア








(どこで買えるの?)

高橋陽介氏の著書・【豊臣秀吉の死去は朝鮮在陣の島津義弘らにどのように伝わったのか】は自費出版なので、ネット書店やコンビニでは買えません。



高橋氏の公式ブログから購入できます。



でも税込み、送料込みで¥1,180円なので、内容的に私は安いと思います。



気になる方はぜひ、チェックしてみてください!



こちら⇒ 一次史料と関ヶ原合戦と高橋家の日々




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