あの戦国の現場へ行こう!-清洲城


平成25年の秋の出陣ラッシュも中盤の10月。



今回は清須ふるさとまつり2013に出陣してきました!



これは毎年秋に織田信長ゆかりの愛知県清須市にある清洲城で行われるお祭りです。



今回は清須産業まつりも同時開催されました。



そんな中、我々は清洲鉄砲隊としての出陣です。



たぶん今シーズンで一番晴れたと思われるくらい快晴の出陣でした!



写真は一部、えみりー様に頂いたものです。誠に有難うございました。









あの戦国の現場へ行こう!-武者行列


↑武者行列にて。



ところで我々が背中に指している旗を背旗(せばた)といいますが、こうやってみるとバラバラですよね。



皆、同じ隊なのに好き勝手な旗を指しています。



ちなみに私の背旗は【喝】の一文字。





サッカーや野球の選手たちは統一されたユニフォームで一体感があるのに鉄砲隊はバラバラです。



でも?



これはわざとバラバラなんです。



実はバラバラの理由というものがあります。



では、その理由をレポを踏まえて見てみましょう。










あの戦国の現場へ行こう!


↑快晴のおかげもあって、会場である清洲城は超満員の盛況ぶり。



お客様が多かったです。



清洲城で行われるイベントだけにお祭りを楽しむこともできますし、天守に登ったり周辺の史跡巡りも楽しむことができるというのが魅力のひとつですね。







あの戦国の現場へ行こう!

あの戦国の現場へ行こう!


↑ステージではいろんなイベントが行われており、行列中も横目でチラリ…



個人的に気になったのは、この日、嘉門達夫様が来場していたこと。



私の世代は【鼻から牛乳】の全盛期ですから、CDもシリーズでたくさん買ったのを覚えています。



替え歌メドレーとか。



懐かしいですね。



あと、お世話になっている桜花組の皆様やあいち戦国姫隊の方々も出陣しておられました。



そして手作り甲冑隊である清洲甲冑工房の皆様も出陣されており、知人でかつて名古屋まつりで信長役という大役を果たされたO様に再会できたのも嬉しかったです。








あの戦国の現場へ行こう!-清須ふるさとまつり2013


↑さて、仕事します。



今回は清洲城天守の前にある、五条川に架かる朱橋の上での火縄銃演武です。



こうやって見ても背旗はバラバラですね。



これには火縄銃の指揮の理由があります。






まず、火縄銃演武には全体の指揮を執る指揮官がいます。



そして我々が使う銃は皆、100年以上前の銃ばかりです。



日頃整備して、演武に臨むワケですが、万が一、不具合があるかもしれません。



また一斉射撃など、皆、火薬を装填し終わってから号令をかける必要がありますよね。



そんな時、指揮官から見て、個人を特定できるために背旗を皆、違った旗にしてあるんです。






もしこれが皆同じ背旗だった場合、



『前から12番目の人、今日は動作が遅いケド、なにかあったのかな?あの人誰だっけ?』



と、個人を特定できなくなります。



なのでバラバラの背旗を指しているんですね。








あの戦国の現場へ行こう!

↑さらにこの背旗も基本、自分の好きな旗で良いのですが、逆に決して他人と同じ背旗にしてはいけないというキマリがあります。



カブってはいけないのです。



なので、皆、想いがある旗を指しています。



人によっては強い思い入れがある旗もあり、まさに個性が出ますよね。








あの戦国の現場へ行こう!

あの戦国の現場へ行こう!


↑そして演武も無事に行われました。



今回もクライアント様や出陣された皆様に支えられた出陣になりました。



この日は5発でしたが、こうやって信長ゆかりの清洲城で演武できたのは嬉しかったです。



また機会があれば、是非、出陣してみたい清洲城でのお祭りでした。







あの戦国の現場へ行こう!


有難うございました!



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