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遂に見てきました!(=⌒▽⌒=)
我々歴史ファンの聖地・安土城の築城の物語という事で、かなり期待【大】の映画でした。
まず、今回の最大のポイントは、【職人目線】という事。
普通、戦国モノの映画やドラマといったら武将が主役で合戦がメインですよね。
でも今回は安土城の築城を手がけた岡部又右衛門が主役で、彼とともに築城を頑張る岡部一門、つまり職人達の目線で戦国が描かれているんです。
安土城築城の総棟梁となった岡部又右衛門。
でも家に帰れば夫であり父親でもあるんですね。
で、今回はひとり娘の【凛】と妻の【田鶴】の家族関係も濃厚に描かれています。
たしか原作の小説には息子がいましたが、今回は息子ではなく娘。
なので原作とは違った火天の城という事でも楽しめました。
武士目線でなく、庶民目線で戦国を描くとどうなるか?
例えば戦が起こるとします。
大名や武士は大義名分、義、筋目で戦を起こしたりするワケですが、庶民にとってはハッキリ言ってメ-ワクなだけなんですね。(・・;)
庶民の理屈は、皆が笑って暮らせればそれでいい。
しかし武士の理屈で起こった戦に巻き込まれてしまう。
そこには拒否することさえ許されない庶民の苦悩がありました。
あと人としての誇り。
これも庶民の目線です。
権力に従うものの、やはり最後は山人の心意気で行動を決めてしまう木曽の甚兵衛さんの後姿。
かつてない城の築城に夢を見るも、キビシイ現実に夢を打ち砕かれる職人達。
彼らの事は詳しくは現在に伝わっていませんが、モチロンあったであろう職人達のドラマですよね。
そのほかかつて安土城は天守に【吹き抜け】があったという説がありました。
しかし今回、この【吹き抜け】に新説が!?
そしてさらに、ルイス・フロイスの【日本史】に出てくる蛇石の場面もある(=⌒▽⌒=)
少し脚色してありましたが、こういうところが歴史ファンの心をくすぐります。
これ以上書くと全部書いてしまいそうな勢いなのでこの辺にしておきますが、やはり壮大で今までの戦国モノとは違った視点の映画でした。
ところで見終わった後、こみ上げるような疑問がひとつ。
それは…
これだけの城焼いたのは結局ダレヨ? (-_-メ
やはり信●くんか?
あと劇場を去ろうとして、もうひとつ。
これも非常に気になる… (-"-;A