こんにちは。
訪問看護をしてます
大谷美加です。
ご無沙汰していますが、
変わらず自転車漕ぎ漕ぎ、
神戸、明石あたりを
まわっております(笑)
最近はつつじが
綺麗に咲いてますね。
道を歩いていると新緑にも
癒される日々です。
ご利用者さんが亡くなった後、
グリーフケアとして、
ご遺族訪問をしています。
先月のグリーフケア訪問のことです。
玄関開けるとご主人はニコッと笑顔で
迎えてくださいました。
部屋の中は綺麗にされていて、
ベランダに干している洗濯物は
しわが伸ばしてあって…
それを見ただけで、
ぐっとくるものがありました。
去年の秋深まった頃、
70代前半女性Yさんの訪問が
始まりました。
枯れるように
家で最期を迎えたいというご本人
病院で出来るだけのことはして欲しい
というご主人。
お子さんのいないご夫婦でした。
家事一切したことがないご主人が
頑張ってくださり、
「よく眠れてごはんがおいしい。
家に帰ってよかった。我が人生に悔いなし」
と体調良く過ごされ、
ご主人も
「大変なことはないですよ。
心配なこともないですよ」
お2人の
穏やかな日々が流れていきました。
その後体調が変わってきましたが、
Yさんは変わらず
「主人に見守られて家で命を閉じたい」
夫は「このままじゃ見殺しです。
あいつ(本人)はおかしいんです」
本人の考え、
医療者に対して
怒り口調になることも多くなってきます。
その後も
「看護師さんは話を聞くだけで、
何もしてくれない。」
医師に対しても
「考えが合わない。変えてもいいんです」
荒い口調が続いていました。
困った人は困っている人…
訪問毎に
ご主人のお話を聞いていくうちに
少しずつ、
感じていること、
ご自身の体調についてなども
穏やかに
話をしてくれるようになってきました。
最期はご主人が手をにぎり
「よう頑張ったな・・・」と
看取られました。
ご本人の思い通りの最期でした。
「わしはせん」とのことも
声をかけると、
顔を泣きながら拭いてくださいました。
その後お姉さんと一緒に清拭、
口紅、ほほ紅、まゆ毛を書いてもらい
お気に入りの
赤いベレー帽をかぶっての旅立ち。
「看護師さんは介護から色々と・・・
すごい仕事ですな」と
何よりの誉め言葉をいただきました(涙)
ご主人がおもてなしをしてくださいました
グリーフケア訪問では
本人と一緒に立ち上げた
ボランティア活動を続けていて、
何かと忙しいんだと
笑顔で語ってくださいました。
Yさんも
きっと喜んでらっしゃるだろうな。
訪問看護師のケアの対象者は
ご本人はもちろんですが、ご家族も。
ご本人、ご家族にとっても
人生良かったなあ…
そう思えるような
過ごし方が出来たらよいな…
と関わらせていただいてます。
5月8日20~21時
あつこの部屋
(中村温子さんの開催するお話会)にて
Yさんご夫婦のことを
お話させていただきます。
え~そうなの~?
これでいいのかな?
悲しいな・・・
素敵だな・・・
私自身も色々なことを感じておりました。
訪問看護師の思いについても交えながら
お伝えしていきます。
ご興味ある方ぜひいらしてくださいね!
出来ましたら
Facebookでの参加表明をお願いします↓
難しい方はline、メール
などでお声かけ下さい。
zoom案内お送りします♡
開催中です
☆1名様からリクエスト受付中です。
☆1時間半程度の
ショートバージョンもできます。
職場研修などもご相談ください。
☆対面のご希望は
神戸~明石近辺で開催します。
その他の地域もご相談ください。
東京に出没する時もあります(笑)
感染状況をみながら
検討させていただきます。
お気軽にご連絡下さい
メールご希望の方は
こちらからぜひどうぞ。
私の人生良かったなあと
思い残すことなく生き切れる世の中に~
ことだまお手当講師
エデンの森認定講師
訪問看護師 大谷美加