椅子が、かすかに揺れた。

ひいちゃんには、わかってないみたいだ。  
杉ちゃんと楽しそうに話してる。

「あっ地震や」

 
九一(ひい)は話しをとめて、体で察知しようとしてる
「えっ今揺れた?」
「全然わからんかった」
「オレもわからんかった」
「結構揺れたからなぁ」
「震度…3くらいかな?」

「ほんまにぃ?」
そういいながら、テレビのチャンネルを切り替えてる
「これで、速報でたらびっくりやけど」
チャンネルを、パッパ、パッパ切り替えてる。

 番組なんかみてなかったのに、確かめるように
冷蔵庫のうえのテレビを、背伸びするように見てる。

 すぐに、白い文字だけが、画面に流れる
「ああーほんまやぁ
この辺は?」
「震度3!?」
「ほんまに、ほんまやぁ」
「会津さん、なんでわかったん?」
なんか、嬉しそうに聞いてきた。
「ひいちゃんと喋ってたら、地球がヤキモチやくねん」って、僕は言ったんだ。