この世には、日本人にしか食べられない食べ物があると言う事が栄養学では言われています。
それが何か?
皆さんはご存知ですか?
それは、生海苔です。
それを
分解する酵素が日本人にしかないそうです。
海苔は、海外でもNoriと呼ばれます。
そのままローマ字読みで表記されます。
海藻を英語で表現するとSeaweedです。
Konbu Seaweed
Hijiki Seaweed
Wakame Seaweed
Nori Seaweed
Weedという単語は、嫌がられる植物に
使うことが多く、
海藻は、外国では、嫌われる存在で、
外国人は、海藻を食べると食文化がないのです。
その中でも最も代表的な物で、
彼らには消化出来ない物が海苔です。
近年では、焼き海苔を食べる外国人も増えているようです。
焼き海苔なら、加熱してあるので、外国人でも消化できます。
では、日本人の赤ちゃんなら、どおでしょうか?
結論から言うと
いくら日本人といえども赤ちゃんには
不向きです。
赤ちゃんは、まだ食べ物を消化する機能が、未熟なので、
特に加熱していない生海苔は、離乳食には、ふさわしくありません。
幼児食期に移行する1歳半から2歳頃になれば加熱処理をしてある焼き海苔なら、使用してもいいでしょう。
ただ、小さい子どもは、噛む力も弱く海苔を噛みきれず
のどに、ひっつきやすいので、
与えるときは、細かくするなどの配慮は、
必要です。
味付け海苔は、味が濃いので、
離乳食、乳幼児食には、避けましょう。
海苔は、日本以外でも韓国、中国、
インドネシアで食べられてきましたが、
ワカメ、昆布、ひじきなどの海藻は、
イギリス北部、アイルランド、フランスなどの沿岸部のごく限られた地域でしか食べられていないそうです。
私たちは、昆布やワカメ、ひじきなどの海藻もふつうに食べますけど、世界的には、
かなり珍しい食文化だったのですね。
エネルギーの観点で言うと、
昆布は腎臓や生殖器を綺麗に保ち、骨を強くします。
ワカメは肝臓に栄養を蓄えます。
ヒジキは血管を強くします。
海苔は代謝を高め、成長を促進し、
毛髪をフサフサ、コシを強くします。
アワビやサザエの内臓、つまりはらわたを
食べると
海苔やワカメの凝縮した臭いと味がします。
貝は主にそれらを食べているからですが、
私達が貝を食べると男女共に生殖器や肝臓や腎臓の働きが強くなります。
海苔の中には大量の葉酸( B群ビタミン)が含まれています。
これらは妊活に最も重要な栄養素と言われています。
胎児、乳幼児の成長を促進させるのに最も必要な栄養素です。
妊婦のみなさん、
是非、
葉酸をサプリで、摂るのでなく、
海苔で摂ってくださいね。
そして、
毛髪も綺麗になり、枝毛や切れ毛、白髪を防ぎます。
私は、髪の毛が多いとか、髪の毛が元気だと(歳のわりにと!いうことだと思います…)
美容室に行くと応対する人が変わっても
いつも言われます。
海苔好きだと自覚していた訳ではないですがお弁当生活も長く、
焼き海苔は、家に常時ありますし、
納豆ご飯を海苔で巻いて食べるのは、
好きなので、知らずと摂っていたのかもしれません。
食べてきたものが、表れるのですね…
マクロビを習い始めて、ずいぶん経った頃、
たまたま、一緒にレッスンした方が
「この人は、海の近くで育って魚ばっかり
食べてきてるから、この人は、魚みたいな顔してるやろ?」
と言われてるのを聞いて、
『えー?!そんなことある?』と思いながらも
失礼ながらまじまじと見ていると
不思議と本当に、そのように見えるのです。
ネットなどでも、魚顔のとか鳥顔の芸能人とか出てきますよね。
誤解のないよう付け加えておきますが、
言われた方は、マクロビの大先輩で、
笑いながら、認めておられました…
そおいえば…
うちの母親は、肉といえば鶏肉ばかり食べている人でしたが、顔というより、
せわしなく動く行動のさまが、
ニワトリの動きに似ているように感じます。
話が脱線してしまいましたが…
海苔には、
タンパク質が豊富に含まれていて、ビタミンAやCの宝庫でもあります。
食物繊維も豊富ですからお通じもよくなりますし、
腸内細菌が元気になります。
栄養価については、書き出すとキリがありません。
とにかく大事な事は、
体を綺麗に保ちたいなら
海藻をしっかり食べると言う事です。
海藻は、海の中の酸素を増やし
海の中の動物を育んでいるのです。
海を常に浄化して、綺麗に保っています。
海の森林だとも言えます。
私達の体内の60%は水分で保たれていますし、それは太古の海水の濃度と同じに保たれています。
私達の体液にはナトリウムが必要で、
体には電気が通る、つまり電解質で出来ています。
それゆえ塩を必要とする訳ですが、
塩を摂るだけではなくて、
海藻もしっかり摂取して、海のエキスから
ナトリウムを摂る、
そして陸の植物からしっかりカリウムを
摂るのです。
それにより、
神経伝達物質の働きや、
神経経路も正常に働き、
免疫力の低下や、
また自己免疫疾患である、
アレルギーやアトピー性皮膚炎、
膠原病やリウマチ、
その他の難病、奇病を防ぐ事にもなるのです。
出汁は必ず昆布で取り、ワカメの味噌汁、
ヒジキやアラメの煮物。
そして、おむすびには必ず海苔を巻いて。
日本では、大昔から海苔を食べるという文化がありました。
古来から海苔を食べてきた日本人のDNAには海苔を分解するための
遺伝子が組み込まれているのです。
戦後、数十年かけて日本人の食生活は、大きく変化しました。
食の西洋化が急速に進み、そのことによって大腸がんや生活習慣病といったものも増加傾向にあります。
家庭料理の中でも、ハンバーグや、グラタン、スパゲッティなどの洋風メニューが、
子ども達は大好きですよね?
今回、海藻にスポットライトを当ててみましたが、
毎日の食生活の中で
海藻をとることが
少なくなっては、いませんか?
意識して海藻類も食事に取り入れていきたいですね。
味覚は10歳までに、
形成されるとも言われています。
子ども達に
日本食の良さを少しでも、
伝えていきたいものです。
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