かき揚げ好き?

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天ぷらの中でもかき揚げは好物ですキラキラ
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小海老と玉葱は必ず加えて欲しいものですね〜
 
三連休の羨ましい方々にとっては今日は中日、雨こそ降って無いものの、曇り空に木枯らしといった感じで秋と言うよりは冬に近い感じです
 
明日の日曜日は是非とも秋晴れの気持ちの良い日であって欲しいものですウインク
 
 
さて、
 
先日、旧宇多津駅周辺の変遷を改めて見直していると、その過程で国土地理院にネットで閲覧可能の過去の地図や空中写真がある事を知りましたグッ
 
そこで今回は、これまでに何度か探訪している四国三大難所と言われた阿讃山脈を越える猪鼻峠越えの土讃線、坪尻駅周辺を今一度見直してみようと思いますハート
(今回の投稿は改めて探訪したものではなく、これまでの数回の探訪の画像と国土地理院の空中写真を編集して纏めたものになります)
 
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金毘羅さんのある象頭山を後にして、列車は猪鼻峠へ
 
後面展望ですよσ(^_^;)

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1929(昭和4)年開通した猪鼻トンネル3,845mを抜け
 
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洲津川橋梁を渡ると
 
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坪尻トンネルへ
 
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坪尻トンネルを抜けるとスイッチバックの坪尻駅
 
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25‰(パーミル)の急勾配が続きます
 
土讃線の讃岐財田-箸蔵間は四国三大難所と言われた猪鼻峠を9つのトンネルで越えて行きます
 
この猪鼻峠に鉄道を建設するにあたっては線路の施設場所として、川の流れを3つの導水トンネルを掘って変え、川底を埋めたてるなど数々の難工事を重ねました
 
そんな痕跡を空中写真を交えて見てみようと思います
 
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この枠内の昭和50年の空中写真をみると
 
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昭和50年(1975)3月2日 坪尻駅周辺の空中写真
 
国道32号線と鮎苦谷川(洲津川)が猪鼻峠から箸蔵へと谷を下ってます
 
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土讃線は鮎苦谷川に3つの導水トンネルを施すことによって流れを変えて、川底を埋め立ててそこに路盤をつくり、線路を通しました
 
猪鼻トンネルの手前の香川県側に戸川トンネル
 
掘削に6年の歳月を費やしたという全長3,845mの猪鼻トンネル
 
猪鼻トンネルから坪尻トンネルまでの間はもと鮎苦谷川の川底で、導水トンネルの出口に洲津川橋梁が架かっています
 
坪尻トンネルから坪尻駅までも川底に線路を通しています
 
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谷の底にある坪尻駅キラキラ
 
坪尻駅は当初、信号所として設置されました
 
坪尻駅を過ぎて、再び川底を通って馬背トンネルに入ります
 
そのあと箸蔵大田井関蔵谷の短いトンネルを重ねて河岸段丘上の箸蔵駅
 
そのあと、猪鼻越えに備えて高度を稼ぐために大きくカーブを描きながら汐入川橋梁、14のガーターと4つのトラスで構成される橋長571mの吉野川橋梁で吉野川を越えて佃駅へと至ります
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汐入川橋梁
 
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更に坪尻駅と3つの導水トンネルを中心に拡大してみると
 
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こんな感じです
 
昭和初期の土木技術で、試行錯誤しながら、土讃線は南へと延伸していったと聴いていますが、川底とトンネルを巧みに利用することでこの困難なルートを克服していった様子が垣間見れます
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一番上流のAの導水トンネル内部から上流坑口
 
元の川はコンクリートの擁壁で堰き止められています
 
トンネルは川の幅の大きさで鉄道のトンネルと比べると倍以上の大きさです
 
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導水トンネルAの上流坑口からの眺め
 
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導水トンネルA内部から下流坑口方向
 
出口は滝になっています
 
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猪鼻トンネルを抜けて元川底を通って来た土讃線は洲津川橋梁で、ショートカットした川を渡り、坪尻トンネルへ突入します
 
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下流から見た洲津川橋梁と導水トンネル出口
 
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上り特急列車が洲津川橋梁を通過していきます
 
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長年の水の流れがトンネル内のコンクリートを削りとり、自然の滝のようになってますね
 
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水量の多い時はこの橋梁にもゴミが引っ掛かるほどになるといいます
 
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洲津川橋梁と坪尻トンネル
 
このトラス橋は2代目で、昭和29年に移築されたものです
 
福知山線の前身にあたる民営の阪鶴鉄道が明治32年に有馬口~三田間延伸に合わせて設置した輸入桁の一つで、第四武庫川橋梁として使われていたものです
 
徳島県内の鉄道橋桁としては最古のものらしい
 
当時は橋桁はほとんど輸入しており、高価だった
 
余談ですが、ブラタモリで埼玉県の大宮市が鉄道基地として栄えたのは熊谷市に比べて東北本線の分岐ルートとして、如何に橋梁が少なくて済むかといくことで選ばれたためと言ってましたねぇ~びっくり
 
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坪尻トンネル上からみた洲津川橋梁
 
橋から向こう(猪鼻トンネル側)は元の川の流れを埋めて線路を施設、現在の川は橋梁の左の導水トンネルから右の下流へと続いてます
 
 
上流からふたつめの導水トンネルBは坪尻駅のすぐそばにあります
 
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トンネル内から上流(入口)方向
 
もとの川の流れ(坪尻駅方向)にはコンクリートの擁壁で堰き止め埋め立ててあります
 
この上を通ってここまでやってきました
 
 
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トンネル内から下流出口方向
 
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坪尻駅構内の折り返し線からみた導水トンネルBの出口
 
こちらも滝になっています
 
一番下流の3つ目の導水トンネルCは、川を下るにも険しく、他に到達ルートが不明の為、未踏でありますが、馬背トンネルのある山に当たって右に曲る川を手前からトンネルでショートカットして土讃線は駅から出て再び川底を通って馬背トンネルでまっすぐに抜けるルートとなっております
 
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平成9年(1997)5月17日の空中写真
最近(といっても20年前ですが是より新しい物は無かった)の写真です
 
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周辺の集落が縮小して森が広がっています
 
この先の汐入川橋梁などもそうですが、困難な地形を克服するための橋台、橋脚、橋梁を始め、数々の技術は、土讃線開設当時には、技術的にはまだ黎明期でした
 
ひとつひとつ工夫して積み重ねた技術は次の橋梁に応用していくことで南進していったと聞きます
 
まさに、土讃線は昭和初期の近代化遺産ではないかと思いました
 
少し長くなってしましましたが、最後まで見て頂きありがとうございました
 
 
では、また
 
 
 
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