高松港から直島へは、直島の宮浦港経由で宇野港と結ぶフェリーと小型高速船が利用できます

 
フェリーの場合、上りは高松港から約50分間の船旅で宮浦港に到着しますが、雨も小降りになって、宮浦港到着時には殆どあがってました
 
おかげで展望デッキで瀬戸内海の空気と景色を満喫できましたチョキ
 
直島に11時4分に到着後、出航までの間、宮浦地区をウロウロ
 
11:55 サンダーバード出航
 
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11:58
直島水道を宇野方面に駆け抜けます
 
乗客は殆んど外国の方々びっくり
 
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12:00
三菱のマーク目
 
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12:00
風光明媚な南側に比べて、直島の北側は三菱マテリアルの銅製錬所などの工業地帯になっています
 
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12:16
豊島(家浦港)に寄港します
 
ここで、15人ほどいた乗客の全てが降り、2人乗船して来ました
 
降りた15人のうち、13人は外国の方でした
 
豊島(てしま)はちょうど距離的に中間地点ぐらいでしょうか
 
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12:38
土庄(小豆島)から岡山へ向かうフェリー
 
サンダーバードは再び犬島をめざして進みます 
 
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上矢印上の写真の撮影位置は岡山-小豆島(土庄)との航路との交差地点になります
 
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12:41
煙突のある島が見えてきました~ 
犬島ですキラキラ
 
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12:43
製錬所跡の煙突がたくさん見えます
 
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12:45
防波堤近くに大きな石が点在していますが、犬島石の積み残しでしょうか
 
犬島石は鎌倉の鶴岡八幡宮の鳥居にも使われているそうです
犬島石についてはこちらのpdfを参考に下矢印
犬島に上陸しました
 
正面に見える建物はチケットセンター
 
カフェとショップも併設されてます
 
犬島 俯瞰写真 かりもの
所々にある池のようなものは犬島石を切り出した跡地と思われます
 
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ガーミンコネクトのGPS軌跡による航跡と上陸後の歩いた足どりあしあと
 
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12:49
犬島ガイドマップ
 
キャンプ場などもありますルンルン
 
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12:52
チケットセンターと犬島石
 
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12:53
犬島石がふんだんに使われてます
 
向こうに製錬所の煙突
 
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13:01
犬島製錬所美術館まで犬島石の壁が続きますハート
 
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13:03
 観光客はサンダーバードから一緒に降りた2人とあと4人程しかおらず静かです
 
ゆっくりと時間が流れます
 
雨も完全に止みました
 
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13:05
 
銅で作るかと思ったけど錆び付いた鉄製ですね〜
 
なんか、いい感じに洗練されてる
 
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13:08
門をくぐると荷揚場でしょうか
 
カラミ煉瓦を敷き詰めた壁と床ラブラブ
 
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13:43
 別子銅山でもみられたカラミ煉瓦
 
銅の精錬過程でできるスラグを鋳型で成形したもの
 
1個の重さはどのくらいあると思いますか
 
答えは後でガイドのおばさんが教えてくれますねグッ
 
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13:08
すばらしいですキラキラ
 
第一次世界大戦の終結後の銅価格の暴落もあって製錬所を廃止してから90年間も廃墟となっていた跡が見事によみがえっています
 
また、製錬所跡地には医療廃棄物の処分場を作る計画もあったそうで、犬島が第2の豊島になる事も危惧されていたらしい
 
この美術館を構想したのは現代美術家の柳幸典
 
建築したのは建築家三分一博志
 
柳さんは1995年(平成7年)に直島コンテンポラリー・アート・ミュージアム(1992年当時)での個展に招待された機会に犬島を訪れ、犬島プロジェクトを構想。株式会社ベネッセコーポレーション代表取締役社長(当時)の福武總一郎に精錬所廃墟を自然エネルギーとアートで再生するプロジェクト原案を提案した。
 
何も知らないわたしは、美術館は絵画かなんかの展示でもしてるのかと思ってたので、観なくてもいいかななんて思ってましたが、外の遺構をぶらぶら見学していると館中へと案内されてしまいました
 
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13:42
美術館内は空調に一切電気を使ってないという事で、カラミ煉瓦と大きな煙突の煙突効果を利用して空調設備を自然エネルギーで全て賄っているびっくり
 
館内のアート作品は撮影禁止だったので写真はありませんが、とにかく暗くて暗闇に引き込まれた感じでびっくりしました
 
最初にカラミ煉瓦と鉄板で作った道を窓に向かって進みますが、まっすぐに見える道が鏡の反射を巧みに利用して曲がりくねって大煙突の元に続きます
 
これは空調における表面積を多く稼ぐ目的があるようです(最後に登場するガイドのおばさんに聞きました)
かりもの
 
かりもの
 
「犬島精錬所美術館」の画像検索結果
かりもの
アートは三島由紀夫に関連したものが5点ほど
①アースギャラリー
②エナジーホール
③チムニーホール
④風除室
⑤サンギャラリー
 
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13:45
 
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13:47
帰り際におばちゃんの写真を一枚撮らせて頂いた
 
美術館から出ようとすると
 
最後の部屋に意識の無い(様に見えた)年配の女性が手押車に倒れ掛かっているびっくり
 
息をしてないかもポーンポーン
 
おばちゃん大丈夫かと恐る恐る声をかけると なんだ眠ってたぁ~爆  笑
 
こんな所でいったい何をしてたのだろうはてなマーク
 
ほっとして、再び出ようとすると
 
ちょっとちょっと話を聞いていきなさい
 
なんだおばちゃん、ガイドさんやったんか~
 
息を吹き返したおばちゃんは、はりきってしまって中々帰してくれない笑い泣き
 
後から来た、4人も合流して、もうおばちゃんの独断場チュー
 
80歳過ぎてよくそんなに覚えれるねぇと言うと
 
毎回決まって、
 
私は七つの時から下駄を脱いで、裸足でカラミ煉瓦の上で遊びまわっとたんよと返します
 
おばちゃんの話をまとめると
この製錬所は住友に習って作ったが第一次世界大戦が終結して銅が暴落して廃止された
その後90年間廃墟となっていた
カラミ煉瓦は、銅の精錬時に鉱石から採れる銅は2割であとの8割は鉄の混じったかすで、熱して溶かすと銅は沈み、かすは浮くらしい、浮いた部分を鋳型で固めた物がカラミ煉瓦で一つの重さがなんと25kgもあり、熱をよく吸収し保温もする
ここの空調はカラミ煉瓦と大煙突を利用して自然循環型で電気は一切使用していない
 
 
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13:50
いやぁ~、色々といい話を沢山聞かせてもらいました照れ
 
今の時季は観光客も少ないのか、おばちゃんも張り切って沢山説明してくれました
 
続いて、美術館の天井部分に行けるとの事なのでそっちを見てから、産業遺産の探訪をしようと思います
 
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13:51
この先を右に行くと美術館の天井部分に行けます
 
左に行くと近代化産業遺産を巡る小径が続きます
 
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13:51
右へ折れると、大煙突と犬島石を使った美術館の天井部分がすばらしいアートになってます
 
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13:56
大煙突と今にも崩落しそうな煙突
 
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13:57
カラミ煉瓦で作った荷揚場
 
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13:58
美術館の天井部分
 
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13:59
 
今回は犬島製錬所美術館を十分に楽しみました
 
さあ、次回はこの石段を登って近代化産業遺産の探索のはじまりです乙女のトキメキ
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素晴らしい風景に、つい写真も多く撮りがちになってしまいますアセアセ
 
今回も長くて、写真も随分と多用してしまいました事をお許し下さいお願い
 
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました
 
 
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