こんばんは

 
11月20日、午前中は秘境坪尻駅周辺の二つの導水トンネルと上流側のトンネルの出口にある洲津川橋梁の紅葉を十分楽しむことが出来ました
 
午後は当初は木屋床経由で箸蔵寺の登山口から高灯篭まで登って折り返し、JR箸蔵ないし佃駅までのウォーキングを計画していましたが、洲津川橋梁ですでに午後1時近くになってしまい、箸蔵寺には寄らずそのまま佃駅16:38 発の琴平行き普通列車を利用する計画に変更しました (^_^)
 
 
12:51 洲津川橋梁を出発です
 
 今度は忘れずにランニングアプリも起動させましたチョキ
 
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13:02 

鮎苦谷川から来た道へ戻るのにいきなり迷い、坪尻トンネルの真上に出る

 
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13:15 

坪尻駅へ無事に戻って来ました

 
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右側が通ってきた道です
 
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13:19
構内の折り返し線から今日最初に探索した導水トンネルの出口を確認しました
 
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13:24

駅へ戻ります

 

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13:35

上り特急南風14号 岡山行が通過していきます

 

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前回坪尻から乗車した土讃線秘境トロッコで貰ったカードの秘境駅「坪尻」到達記念スタンプの蘭に駅スタンプを押さなければガーン

 

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 捺印完了
 
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坪尻駅は日本秘境駅第7位にランキングされています

平成22. 5.14 坂出フォーゲルクラブ(坪尻駅愛好会)

 

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旅情を誘う「秘境駅」 自然や歴史を体感できる別天地

この記事では小幌に次ぎ第2位

 

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この記事に木屋床への手作りの道しるべを昨年山下さん(60)が作って設置したと紹介されている

また、昨年「年を取って山道を歩くのはつらい」と定期的に利用する地元客の最後の一人がやめたとも書かれている

 

この記事の日付がわかれば色々推測できるのですが、第1回坪尻駅クリスマスコンサートが行われた年みたいです

 

- - - - - - ココカラ ↓

【追記】2020/12/27 

クリスマスコンサートの実施日は2012年12月23日で、定期的に利用しておられた最後のひとりは

 木屋床の80歳を超えるご高齢の方

 

駅まで徒歩で往来し、JRで阿波池田の病院に通院されておられたみたい

 

2011年までJRを利用されておられたと下のリンクに書かれていました

 

 

- - - - - - - ココマデ ↑

 

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坪尻駅概況

開業年月日 昭和25年1月10日

普通列車も通過する全国で5番目の秘境駅である。単式ホーム1面1線を有するスイッチバック式の駅である。.鉄道以外では到達することすら難しい場所に佇む駅である。などと書かれている

 

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おそらく坪尻ノートに書かれていたものを転記されたものかと思われますが、先月に訪れた時には無かったのでつい最近貼られたものと思われます

 

写真では読み難いのでここに転記します

 

 私は幼少期を、坪尻周辺の農村で育った。遊び盛りの私は、山を走り、川を泳ぎ、疲れ切った体で家に帰った。毎日同じことを繰り返しても、飽きることなどなかった。

 あるとき、私は山の中で迷ってしまったことがある。見慣れた自然は孤独の空間へと変わった。

 林を抜け、藪をかき分けても、見慣れた風景は現れてこず、両親の顔を思い出し、心細くなった。それでも藪をかき分けると、ぽっかりと空間が現れた。

 そこが初めて見る坪尻駅だった。直線の構造物は、それだけで人の温もりを感じることが出来た。駅周辺にいた人に、家まで送ってもらった事を、今でも覚えている。

 それから四十八年。徳島を離れ、東京で就職し、私は人に紛れた。今思うと、そこが見慣れない藪の中だったのかもしれない。

 子供が万引きで補導され、食卓が静まり返ったそのとき、何故か坪尻駅が思い出される。嫁ぐ子供の心遣いであった、風呂上がりの下着の支度も、忘れずに自分で出来たとき、ふっと思い出されるのは、ふるさと。

 「男は泣き顔を見せるな。」そう子供に言い聞かせてきた私だが、何故か、あの故郷を思い出すと、胸が熱くなる。

 「我慢しなくてもいいじゃないか。」と、やはり我慢する。幼くして両親を亡くした。だからそれ以上に土地に執着しているのか。もう、あの場所には二度と行くことはないのだろう。

 暖かい両親も、全てを包んでくれた生家も、もうそこには無いのだから。雨が上がった草の匂い。鳴り止まない蝉の声。切れるような川の冷たさ。そう思うと、やりきれなかった。でもそれが現実だと思っていた

 妻がなぜ「故郷を訪ねてくれば」と勧めてくれたのかわからない。もう、知る人もなく、あの時の風景も薄れていったが・・下車する前から、私は涙で視界が曇った。

 そして、私はまた、ここへ来ることが出来た。突っ伏し、嗚咽を自然に任せた。

 あの藪をかき分けると、おふくろが両手を広げ、待っている気がした。その横で、腕を組んだ親父が、「男は泣くもんじゃない。」と叱られそうな気がした。

 もう、来ることはないと感じていた坪尻駅に降り立っている。

 どこが変わったか。何も変わっていない。

 自分が変わったのか。 いや、変わっていないじゃないか。

 

忘れがたきは故郷

 

昭和50年頃の航空写真でもこの辺りはまだかなり開けておりました

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国土地理院 坪尻駅周辺の空中写真(昭和50年)【借物写真です】

 

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13:50 

坪尻駅を後にして木屋床へ向け出発です

( ゚д゚)ノシ サラバジャー

 

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ここが西側の木屋床ルートみたいです

 

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記事で紹介されていた山下さんが手作りされたと思われる道標がありました

文字を枝で貼り付けて表しており、とても手が込んでいますが、朽ち具合をみるとあの記事は随分前かなと思われます

 

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13:55

ヒノキの植林の中に石垣と橋が現れます

 

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13:59

同じ道標がここにもあります

 

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14:03

林道を跨いで再び山道に、ここにもありました

 

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14:07

笹が茂りほとんど踏み跡がわかりません

 

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14:12

アスファルトの道に出ました(ここまで駅から22分

左はすぐに行き止まりです

 

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14:14

谷を挟んで東には前回の箸蔵行で通った落の集落が見える

 

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14;17 ③

耕作放棄地の中の荒れ道を抜け再びアスファルトの車道と交差する

(この道は本道から木屋床へ降りてくる道だった)

車道を左へ行けば本道に出ます、真っ直ぐ行くとかなり急坂ですが左へ進んだ車道と合流します④の地点

 

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14:18

谷向こうに猪鼻峠を目指す国道32号線をみおろす

 

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14:28 ④

木屋床の集落を抜け再びアスファルトの道に出る

右か左か迷った挙句に左へ進む

 

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14:39 

どんどんと下っていくので、結末はすぐに予想できたが確認の為最後まで歩くと案の状つ前の写真の場所に戻ってしまった (。>0<。)

 

この道は、かなり標高の高い場所を通っている主要道から木屋床へ下ってくる道だったのね

 

この時大きな左カーブで右へ行く細めの道が続いていたのでよっぽど行ってみようかと思ったが自分の現在の居場所がはっきりせず、間違いだったら取り返しがつかない時間的状況からして踏み込めなかったが、もしこの道を選択しておけば、結果的にはこの後の道のりは5分の1くらいに短縮されていたのだ(最後の地図の黄色のルート)

 

12月4日にこのルートの再挑戦をした結果、記事に誤りがありました

こちらです左矢印NEW

 

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14:40

グーグルマップでは今歩いたアスファルトの車道は表示されない

表示されている本道にたどり着く道が見えず汗あせる

 

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14:41

本道を目指し、先ほど通った小道を再び登る

 

空家も多く、3分の2は耕作放棄地になってしまっている

 

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14:42

この高さで前回の箸蔵行の最高標高地点くらいです(吉野川方面へ抜けるにはまだまだ標高を稼がなければならなかった)

 

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14:50 ⑥

どうやらこの道が唯一グーグルマップに表示されている主要道みたいだあせる(駅からここまで1時間も使ってしまった、2時間ほどで佃駅まで行けると考えていたのに)

 

方向的には左だけど、左へ進むとどんどん道が登っていくので正解かどうか不安

 

誰かに聞きたいが、まだ誰にも合わない

 

ようやく車が通りかかり年配のご夫婦にこの方向で合ってますかと尋ねると山を越えるからかなり厳しいよとの事、左へ抜ける近道を教えて下さったが良くはわからない

 

とにかく持っている地図はグーグルマップの航空写真を印刷したものとiphoneだけ、Google Mapsには道は1本しか表示されない(スマホで地理院地図を開けばよかったかもしれないが、地理院地図も大きく拡大しないと小さな道は表示されないのでスマホの画面で大きく拡大すると全体の中でどこにいるのかの把握が難しくなってしまいます)

 

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15:20 

初めて見る標識に随分ほっとする

(左方向に下るようだ)

 

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吉野川は遥か彼方に見える

 

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ここから先はどうやら下りになるようです(来た道方向右手を振り返る)
 
16:38発にはあと1時間18分しかないのでとても間に合わないと思われ、乗換案内で次の便を見ると17:43発でした・・・2時間23分あれば着けるのかどうかもわからないけど、これに間に合わなければ阿波池田から特急で折り返すしかない
 
それよりも明るいうちに山から抜けれるのかすらもわからない
:゚(。ノω\。)゚・。 ウワァーン
 
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15:30 

久々の人家と畑(振り返り写真)

 

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15:38 ⑨

急カーブの度に枝道がある

 

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15:46 ⑩

 

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15:49 

吉野川はまだまだ遥かに下だ

 

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15:58 ⑫

 

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16:13 

後日写真と地図を比べて検証した結果、この枝道を入ると木屋床への大きな近道になると思われる

 

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16:17 

落ち葉の量がすごい、車道の為大きくくねりながら下がっていく 

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16:21 

 

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16:42 

だいぶ下界が近づいた

 

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16:50 ⑰

すっかり日が暮れかかったが県道267号に出る

 

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現在時刻16:50
17:43の発車まであと53分、
佃駅まで三好大橋を渡って3.4km、44分どうにか間に合いそうだ
 

 

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16:54 ⑱

国道32号に出る

 

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17:03
鮎苦谷川に掛かる箸蔵大橋を渡る
 
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17:07

すっかり暗くなってしまった

 

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17:09

三好大橋(赤橋)

もう、灯りなしでは看板も見えない

 

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17:27

16分前に到着 今回も最後はぎりぎりだぁ~

 

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琴平行17:43発に乗車(1番ホーム)

 

狭いホームを特急が遠慮なく通り過ぎていきます(。>0<。)

 

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今回はちょっと遅めの20:33伊予寒川着ですが、よく間に合ったものです 

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12:51 洲津川橋梁 出発

13:15 坪尻駅 

13:50 坪尻駅 出発

14:12 木屋床

16:50 県道267号

16:54 国道32号

17:09 三好大橋

17:27 JR佃駅 到着

 

迷走を重ねた16.69kmでした

 

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せめてこれくらいの地図は用意しておかないといけなかった

 

黄色の線をたどれば箸蔵高灯篭までいけたかもしれない

 

地形図にGPSで現在地を表示できる道具が欲しい

 

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今回は午前中の探索は順調に進みましたが、事前調査不足で大変厳しいウォーキングとなりました
 
そんな状況でも何とか歩き切れた事は大きな自信と勉強になりました
 
今日の経験は次の計画に活かしたいと考えております
 
今回は特に長くなって申し訳ないです
 
ブログまで迷走したなぁ〜。(´д`lll)
 
最後までおつきあい下さりありがとうございました
 
おわり
 
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