最近歴史系マンガをよく読んでいます。ヨーロッパのハプスブルク家にまつわるものや30年戦争を取り扱ったものなど。
その中でも引きこまれたのが、歴史ロマン『ヴラド・ドラクラ』(ハルタコミックス)。大窪 晶与さんの作品です。
15世紀にバルカン半島の東側、今のルーマニアに存在したワラキア公国、その地を統治したヴラド三世を主人公としています。ルーマニアでは、現在、オスマン・トルコ帝国の侵攻を防いだ英雄として語られています。ヴラド三世は内外の敵に対して、残虐な串刺しの刑罰を行いました。のちに串刺し公の異名を取ることになります。なにゆえ、ヴラドは串刺しにして放置するという残酷な刑罰を続けたのか。そこには、ワラキアを守るという強い志がありました。史実を下敷きにしたこの作品を読むとヴラドの気持ちが伝わってくるかのようですよ。
ポプカル短歌も詠んでみました。
串刺し公
むごきあだ名を
引き受けて
ワラキア守る
修羅の道へと


