「センゴク」〜浜松訪問と思い出したマンガ その2〜 | みかんともブログ

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6月22日の浜松訪問、その2。
筆頭の名所の浜松城に足を運び、天守閣に登ったのですが、
その中の井戸の部屋で大きな画面に出会ったのでした。


宮下英樹さんの「センゴク」です。しかも油絵!
戦国時代の武将たちを生き生きと描いたこの作品、『ヤングマガジン』の人気歴史マンガですが、まさか浜松城の天守閣で出会うとは。

油絵は、徳川家康が九死に一生を得た三方ヶ原の合戦の様子が描かれています。
この浜松市域での戦いで、家康は武田信玄に大敗北を喫し、這々の体で浜松城に逃げ延び、恐怖のあまり脱糞していたとも伝えられています。

家康はこの戦いを教訓とするために敗北で打ちひしがれた自分の姿を描かせ自戒としたそうです。(異説もあり)
ある意味、家康の慢心を打ち砕き、のちの天下静謐への礎にもなったのが、この三方ヶ原の合戦だったと言えるかもしれません。
その「顰像(しかみぞう)」の写しの掛け軸も展示されていました。

天守閣から三方ヶ原の古戦場あたりを眺めながら天下人徳川家康の道のりに思いを馳せたことでしたよ^ - ^ (その3に続く)