マンガ「フェルマーの料理」~数学と料理が交わる世界~ | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
あなたも試しにご覧あれ(^-^)

フェルマーは17世紀にフランスの数学者で、フェルマーの最終定理で知られています。

そんな数学者の名前を関したマンガのタイトル、

しかも料理人とは、

なんとも奇妙な組み合わせかもしれません。

 

しかし、もしもあなたがマンガ「食戟のソーマ」を愛読しているならば

それほど不思議に思わないかもしれません。

というのも、最先端の分子工学の成果を生かした料理が「食戟のソーマ」では登場するからです。

料理も一種の化学や物理であり、理数系の知識と料理は案外相性がいいのです。

 

この「フェルマーの料理人」の料理には、数学や理数系の知識が生かされています。

 

主人公の北川岳(きたがわ がく)は高校生、数学者を志していましたが、数学オリンピックの予選で才能の欠如を痛感し、心が折れてしまいました。

学食のアルバイトで漠然とした無為な日々を過ごす彼が偶然、若き天才シェフ・朝倉 海(あさくら かい)と出会うのです。

朝倉は岳のナポリン単に驚愕したのでした。

この運命的な邂逅が、「数学」とも通じる「料理」という未知の世界に岳を誘うのです。

 

大学進学はせず料理の世界に飛び込む岳

「フェルマーの料理」第1巻より

 

第1巻のネタバレをしすぎてしまうと、あなたが読む興をそがれるかもしれませんので、

少しだけ数学との関連を明かせば、例えばある話では「相乗」がキーワードになります。

 

僕は月刊マガジン5月号でたまたまこの連載中の「フェルマーの料理」に出会い、

数学との関連付けが面白かったので、単行本第1巻を読むに至りました。

作者はサッカーマンガ「アオアシ」の小林有吾さん。

数学に興味があってもなくてもあなたが料理マンガが好きなら、きっと新鮮な作品だと思います(^.^)