「バーサス魚紳さん」〜『イブニング』で楽しみな作品3〜 | みかんともブログ

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『イブニング』連載中の「バーサス魚紳さん!」、

この作品は釣りマンガの名作「釣りキチ三平」(作:矢口孝雄)からのスピンオフしたもので、

矢口さんの原作をもとに立沢克己さんが描いています。

三平少年の良き理解者であり、釣りのライバルでもあった鮎川魚紳(あゆかわ ぎょしん)が主人公。


その魚紳が、釣り雑誌の企画で、釣り師たちと釣果を競い合うというもの。

最近知ったのですが、この対戦相手は実在しているというのですから驚きです。

バーチャルとリアルの融合作品のようですね。


この作品の醍醐味はやはり釣り対決のシーンですが、時折差し込まれる魚紳さんの考え方にも心動かされたりします。

例えば、12月24日発売号では、

ダム建設で無くなってゆこうとする釣り場について義憤を漏らすのです。


天然水は何千年、何万年もかけてできたも自然の産物、

その自然を人間が


壊す権利はない、


と。


刺さる言葉でした。

いい作品は、社会に向けても照射するものがあるということを改めて感じたことでしたよ。