9月中旬に開催された2018年京まふ、今回は地下1階が、オープンステージとコスプレエリアになっていました。
「地下鉄に乗るっ」のオープンステージを見たあと、コスプレエリアを通るとハッとさせられました。
そこには
現世とは異なる、異界から出現したような、美麗な「まれびと」が歩いていたからです。
もしかしたら、僕が異界に迷い込んだのかもしれません。
気高い雰囲気と端正な面立ち、神秘的なメイク、そして趣向を凝らした繊細で秀麗な装い。
それがコスプレイヤーのSigmaさんでした。
僕は一眼レフカメラでのコスプレ撮影の時、基本的に次のような方針を持っています。
真に撮影したいと思ったレイヤーさんを撮影する。
出来るだけ自分が認識のあるキャラクターを撮影する。
その日、目の前に現れた「まれびと」は、どのコンテンツに由来するか分かりませんでした。しかし、余りにも心動かされたので、方針を曲げて、撮影を急遽お願いしたのでした。
Sigmaさんは何処かへ移動するところでしたが、快くOKをしてくれました。

どの作品のキャラクターかを聞いてみるとなんと創作オリジナル!
これにはかなりビックリ。
キャラクター全体のデザインも神々しいメイク法も美麗で繊細な衣装も、全て創作というのは驚嘆すべき想像力と感性です!また、衣装、メイクを貫く、その色彩感覚は凡庸な才には及ぶべくもなく、見るものを魅了してやみません。
カメラのファインダーを覗いて、改めて目を引かれたのは、顔ばせにあしらわれた煌めくデコレーションたち。
これが今生の世界とは違う、美の異界から到来した印象を高めていました。
又、たおやかなレースを被り、舞うかのようなポージングには、厳かな祭礼に登場する舞姫の姿が想像されました。
Sigmaさんのような創作オリジナルキャラクターのコスプレに出会ったのは今回が初めてです。
我が国のポップカルチャーシーンに根付いたコスプレという表現の深化を思いました。
そして、その場に居合わせた自分の幸運を感謝したことでしたよ(^^)