最新刊の3巻を読みました。
前回、タイガが旧石器時代の少女を助けたことに触れましたね。
彼女と旅することになるのですが、名前がやがてティアリということが分かります。
身振り手振りでお互いが自分の言語を語り少しずつ言葉が分かるようになって行くのです。
ティアリの言語は、一体どんな言語なのか?
文法や言葉に整合性を与える設定としたら大変に違いない、と思ったりしていました。
3巻のあとがきで、作者の森恒二さんは、アフリカのスワヒリ語をモデルに言語を構築した事を書いてくれていました。
ホモ・サピエンスはアフリカで出現し各地に広がっていったということで、アフリカの言語をモデルに選んだそうです。
実在のスワヒリ語をモデルにしていたとは思いよりませんでしたよ。
そしてまた、これは作り手にとって大変な手間暇だと思いました。
手本があるとはいえ、日本語とは根本的に異なる言語の体系を新たに作るということですから。
ティアリがどんな言葉を話しているのか?
そこには作者の情熱と努力が刻まれています。
その意味を場面場面で想像してみるのも、この作品の面白さかもしれませんね^_^